【フロントロウ編集部】
「国際女性デー」だった今週の水曜日(3月8日)、フェミニストとしても活躍する映画『美女と野獣』のエマ・ワトソンが、またもや「あの企画」を実行していた。
男女平等の意識を広めたい
「国際女性デー」を祝うためにエマがやってきたのは、米ニューヨーク。エマは、「今日私は、目を引くような赤色の服を着た『本の妖精』忍者になって、聡明な女性の言葉を広めていくわ」とSNSで宣言し、さまざまな場所にフェミニズム関連のお気に入りの本を置いていった。
エマはこれまでにも、お気に入りの本を通して男女平等に対する知識を広める企画を行っており、昨年11月にはロンドンとニューヨークの地下鉄に男女平等にまつわる本を残していた。
今回エマが訪れたのは…
そんなエマが「国際女性デー」の日に訪れたのは、過去の偉大な女性たちにまつわる場所。エマは以下の場所に本を隠す様子を、SNSで公開していた。
・黒人奴隷の解放運動を行ったハリエット・タブマンの銅像
・母国フランスのために戦った少女ジャンヌ・ダルクの銅像
・同性愛を扱った本を書いた作家ガートルード・スタインの銅像
・人権活動家エレノア・ルーズベルトの記念碑
・フェミニストの本のイベントを行っている本屋「ブルー・ストッキングス」
本を隠す途中では、ファンに見つかるというハプニングも。しかし、エマはそんなファンに対し優しく「しーっ」と内緒にするよう訴えたあと、ハグをしていた。
また、本を見つけたファンからは、「発見できたなんて信じられない!エマからのメッセージもついていたわ。 #良い読み物」「国際女性デーに読むには完璧な本だわ、ありがとう」など、本の発見を喜ぶコメントがSNS上に寄せられている。
エマが置いていった本とメッセージカード。ファンがSNSに投稿したもの。 ©fran_millman
エマが置いていった本は?
エマがNYに置いていった本のリストはこちら。フェミニストのエマが選出した本らしく、女性の権利のために活動する作家の本がメインとなっている。
グロリア・スタイネム『マイ・ライフ・オン・ザ・ロード』
アリス・ウォーカー『カラーパープル』
マルジャン・サトラピ『ペルセポリス』
ケイトリン・モラン『ハウ・トゥー・ビー・ア・ウーマン』
マヤ・アンジェロウ『マム&ミー&マム』
シェリル・ウーダン&ニコラス・クリストフ『ハーフ・ザ・スカイ』
『カラーパープル』と『ペルセポリス』『ハーフ・ザ・スカイ』は邦訳版が出ているので、気になった人はぜひこの機会に読んでみては。