映画『ハリー・ポッター』の女優エマ・ワトソンが、ロンドンの地下鉄であるイタズラを決行した。
変装ゼロで地下鉄に登場
2016年はディズニー映画『美女と野獣』の実写版の撮影と、男女平等と女性のエンパワーメントのための国連機関UN Womenの親善大使としての活動に忙しかったエマ。
そんな彼女が昨夜(11月1日)ロンドンの地下鉄に、ノーメイクに変装も一切なしというカジュアルなスタイルで登場。あるイタズラを決行した。
意外と誰にも気づかれない人気女優
一般の利用者が行き交う地下鉄の駅に登場したエマは「シー」と口に指をあてるポーズを取って写真を撮ったりしていたが、周囲はとくに気づく様子なし。
そんな彼女は、エスカレーターに乗ると持っていた本をところどころに置いていくイタズラを決行。こちらがその時の動画。
エマは平等に関する本やエッセイをおすすめするブッククラブ『Our Shared Shelf』をネット上で開催していて、今回置かれた本は、最近おすすめしたマヤ・アンジェロウ著の『Mom & Me & Mom』。
ロンドンっ子の間では地下鉄におすすめの本を置いていく「Books On The Underground(地下鉄の本)」という企画が以前からおこなわれており、今回、エマがそれに参加する形で駅構内や電車の中に本を置いていった。
エマからの手紙
エマが置いた本の中には、なんとエマ直筆の手紙も! 本を見つけたラッキーな一般人がその写真をネット上にアップし、そこには、エマの願いが書かれていた。
「あなたはOur Shared Shelfの月間おすすめ本の発見者よ。すべての本は深い愛と細かな注意で選ばれているの。あなたが気に入ってくれることを願うわ。
『地下鉄の本』というこの企画を通して、地下鉄に隠された本はたったの100冊よ。大切に扱って。読み終わったらほかの誰かが見つけられるように、また地下鉄のどこかに置いて欲しいな。
この本を気に入ってくれたり、何か意見があったりしたら、goodreads.com/oursharedshelf で知らせてね。
愛を込めて エマ(ワトソン)」
同書は残念ながら和訳版は出版されていないが、エマがこれまでにおすすめした以下の本は和訳版が出版されているのでチェックしてみて。
『カラーパープル』
Text & Photo: フロントロウ編集部(FRONTROW)/ Sonia Kim、スプラッシュ/アフロ、ニューコム、Instagram/Emma Watson, Instagram/jennnysymons