
実際の写真
先週カナダでおこなわれた裁判では、2015年7月に男性が起こした騒動が焦点に。
男性は商業用の風船をイスに120個もくくりつけ、そのイスに座ったまま、風船に引っ張られて空へ。
「地上最大のアウトドアショー」と称されているロデオイベントのカルガリー・スタンピードの会場に着陸しようと計画していたものの、実際は近くの工業地帯に着陸。

イスから見た景色
男性は経営する清掃会社の宣伝のためにこのアイディアを思いついたそうだけれど、民間航空機の飛行ルートも浮遊しており、カナダの裁判所は男性の行動を「愚か」と批判。
約75万円の罰金に加え、約220万円を現地のチャリティ団体に寄付するよう命じた。
ただ事件をきっかけに「風船男(ザ・バルーン・ガイ)」と呼ばれ有名になった男性は、自身の行動を後悔していないという。
裁判所前では他者を危険にさらしたことに対しては謝罪したものの、同時に、「一生語り継げる話ができた。危険性は理解しているものの、行動を起こす時は問題がつきものだ。行動を起こさなければ問題は起こらないが成功もできない」と、現地メディアに語った。

実際の写真
さらにSNS上では「2017年宇宙ミッション」と名づけて今度は宇宙に飛ぶと予告するような発言もしており、懲りた様子は一切見せていない。
今回はケガ人は出なかったけれど、一歩間違えれば他者も巻き込む大惨事になりかねない行動。風船飛行は映画の中だけにとどめてほしい。