
以前から、曲の合間のMC中に不必要に大声で叫ぶファンたちの歓声にかき消されて自分が話している声が聞こえなくなってしまうことに頭を悩ませていたジャスティン。
しかし、「キミたちのサポートや愛や優しさにはとても感謝してるよ。でも、お願いだから曲の合間に叫ぶのは止めて欲しいんだ。僕が何か言おうとしているときに絶叫する必要は無いはずだよ」と観客たちに懇願したものの、一部のファンたちからの執拗な絶叫は鳴りやまず…。
その後、観客たちの絶叫がブーイングに変わると、ウンザリした様子のジャスティンはゴツンと音を立ててマイクを放り投げ、舞台袖へと去って行った。
その時の様子を収めた動画がコチラ。
Justin Bieber drops mic and storms off stage at Manchester show
www.youtube.com怒りの理由を力説
しばらくしてステージに戻ってきたジャスティンは、悲しそうにこう力説。「僕はこのライヴのために地球の反対側から来てるんだ。命をかけてやってる。人生をかけてパフォーマンスしてる。人々に笑顔を届けるために全力を尽くしてるんだよ。みんなは、僕が捧げているのと同じだけのリスペクトや思いやりを返してくれていないような気がしてしまうよ」。

気を取り直して公演を続行したけれど、先週木曜日に同会場で行われた公演でもMC中に絶叫するファンたちに苦言を呈していただけに、自分の願いが聞き入れてもらえなかったことに、ジャスティンは「またか…」とショックを受けてしまったよう。
観客たちに最高の思い出を作ってもらいたいと願っているアーティスト側にしてみれば、むやみに名前を連呼したり絶叫を繰り返すよりも、曲の合間の一瞬でさえも、しっかりと噛みしめて欲しいというのが本心なのだろう。
退場はちょっとやりすぎだけれど、ジャスティンがウンザリする気持ちも解らなくはない。