アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットの離婚が発覚して、アメリカのバラク・オバマ大統領が予想外の被害を受けている。
離婚が発覚した米時間の9月20日は、来年1月に大統領としての任期を終えるオバマ大統領が、就任中最後となる国連総会でのスピーチを行った日。
アメリカ国内ではこのスピーチがトップニュースとして報じられ、世間でもこの話題がトレンドするはずだったが、アンジェリーナとブラッドの離婚発覚でメディアの報道は分散。ネット上でも「ブランジェリーナ」がトップトレンドの座を独占している。
オバマ大統領にとってはまさかのタイミングだが、富裕国に移民への支援を呼びかけた大統領のスピーチは、世界中の人が注目すべき内容だった。ここで一部紹介したい。
「自分のアイデンティティを守るために別のグループを非人間的に扱ったり支配しようとする行為からは、進化は生まれないと私は信じています。自分の信仰が他人の信仰を迫害したり、同性愛者に暴力を振るい彼らを投獄したり、伝統という名目で女児の学ぶ機会を奪ったり、人種や部族や民族性から人を差別したりすると、文明が持つ繊細な結束がほつれてしまいます。この世界は小さく人でいっぱいで、古い考えを用いるべきではありません」―オバマ大統領、国連でのスピーチより