英DJ誌発表のランキングで世界1位の座に輝いたベルギー出身のユニットが、多くのフェスに参加し10位に登場。ギャラは1公演で約1,100万円を超えることも。スティーヴ・アオキらとコラボした「メロディー」はサッカー欧州選手権UEFA EURO 2016のベルギー代表の公式曲にも選ばれ、10月には来日公演も決定するなど大注目を集めている。
若干20歳のマーティンは、順位は下げたものの2年連続ランクイン。世界3大EDMフェスであるTomorrowlandやUltra Music Festivalに参加したほか、高級時計メーカーであるダグ・ホイヤーの広告塔にも選ばれたことが高収入につながった。また、カルヴィンやティエストなどが専属DJを務めるクラブ、ハッカサンの2016年度の専属DJにも仲間入りを果たした。
最も稼ぐDJ常連ともいえるカスケード。他のDJ同様各地のフェスに参加し、昨年9月に8枚目となるアルバム『オートマティック』を発売して約1億円も収入がアップしたものの、8位と昨年より1ランク下がる結果となった。今年1月には、日本の音楽フェスであるエレクトロックスにも出演していた。
ランクダウンしてしまったものの、スクリレックスはジャスティン・ビーバーの最新アルバム『パーパス』の5曲をプロデュースし、アルバムのヒットに大貢献。さらに、今年のグラミー賞ではディプロとのユニット、ジャック・ユーとして最優秀ダンス・エレクトロニック・アルバムなど2部門を受賞しており、その実力はお墨付き。
ディプロは、ソロだけでなく、メジャー・レイザー、そしてジャック・ユーのメンバーとして世界でツアーを行い6位にランクイン。ディプロが共作したメジャー・レイザーの曲「リーン・オン」はYouTubeでの再生回数が15億回を超えているほか、同じくメジャー・レイザーとして今月発売した新曲「コールド・ウォーター」は、その週にアメリカで最も売れたシングルになるなど絶好調。
今年幕張メッセで行われた来日公演もソールドアウトするなど、日本でも大人気のDJであるゼッドは、フェスやクラブで多数の公演を行い4位にランクイン。世界最大規模を誇る楽器チェーン店ギターセンターと組み、EDM界の新スターを発掘するコンテストも開催した。
3位は、UEFA EURO 2016の公式テーマ曲を手がけたデヴィッド・ゲッダ。昨年より10億円ほど収入が下がってしまったものの、ラスベガスのカジノホテルと専属契約を結んでおり、そこでの公演のおかげで無事トップ3圏内をキープ。
EDM界の帝王とも呼ばれているオランダ出身のDJ、ティエストが2位にランクアップ。47歳ながらも1年間で100以上もの公演を行ったほか、ソフトドリンクブランドのセブンアップとのキャンペーンで得た契約料が収入に貢献した。そんなティエストは、今年9月に日本で開催されるEDMフェスUltra Japanにヘッドライナーとして出演する。