ラップバトルの可能性がウワサされていたラッパーのエミネムとドレイクが、意外な形で不仲説を完全否定した。
「エミネムが自分に向けたディスソングを制作している」というウワサを耳にしたドレイクが「もしそうなったら俺だって彼におみまいしてやる」と発言したことで、「まさかバトルに発展するのでは?」とヒップホップ・ファンたちを騒然とさせていた2人。
エミネムが、今週火曜日(8月16日)に彼の地元アメリカ・デトロイト州で行われたドレイクのツアー公演のステージにサプライズ登場したことで、2人の間にわだかまりがないことが明らかになった。
ドレイクが自身のインスタグラムでシェアしていたエミネムの登場シーンがコチラ。
2人は、2009年にラッパーのカニエ・ウェスト、リル・ウェインとのコラボで発表した楽曲「フォーエヴァー」を披露。
歌い終わると、ドレイクは、「デトロイトのみんな、史上最高のラッパーに大きな歓声を!」と叫び、まるでエミネムをラップの神様を崇めるかのように何度も土下座をするようなポーズまで見せて、2人の共演に興奮の渦に包まれる観客たちの目の前でエミネムに最大の敬意を払った。
これに対し、エミネムも「コイツと一緒にステージに立てるなんて光栄だぜ」とドレイクをラッパーとして認める言葉を返し、最後にはガッチリと熱いハグを交わしていた。
公演終了後には、ドレイクがエミネムとの2ショット写真を公開。そこには、「The GOAT(Greatest of All Time=史上最高の人物)とステージに立ったぜ」と感無量のコメントが添えられていた。
バトル説が浮上した際には、世間から、大御所すぎるエミネムが相手では「勝ち目が無いからやめておけ!」と助言されていたドレイク。その助言に耳を傾けたのか、はたまた元から本気で噛みつくつもりはなかったのか、すっかりエミネムの偉大さにひれ伏したという印象だ。