日本でもたびたび話題になる、炎上商法。

 世間の注目を一気に上げて売り上げや知名度を伸ばすこのマーケティング法が、最近セレブ界で多く使われている。

画像: 炎上すればするほど売れる ハリウッドで進む「炎上商法」

2016年最大の炎上商法は、ビヨンセのアルバム!

 2016年最大にして最高の炎上商法をやってのけたのが、グラミー賞受賞シンガーであるビヨンセ。

 彼女は以前からウワサされていたラッパーの夫ジェイ・Zの不倫&不仲説をあえてアルバム『レモネード』のテーマにすることで、新作の話題性を最高潮に引き上げることに成功。

画像: 2008年に結婚した夫妻。2014年に不倫・不仲騒動に見舞われたが、今は関係修復したと言われている。

2008年に結婚した夫妻。2014年に不倫・不仲騒動に見舞われたが、今は関係修復したと言われている。

 アルバムタイトルであるレモネード柄のアイテムを着用するなど「意味深なアピール」を続けることで世間の想像力や知りたい欲をかきたて、「不倫ネタ」が話題になるよう自ら焚きつけている。

画像: ビーチに出かけた時も、レモンモチーフのアクセを着けて。

ビーチに出かけた時も、レモンモチーフのアクセを着けて。


みんながテイラー・スウィフトで炎上商法!?

 ビヨンセに続けと、ほかにも多くのセレブが炎上商法を展開。そこで毎回共通しているのは、シンガーのテイラー・スウィフトだった!?

ケイティはテイラーとの不仲ネタを商品化

 まずテイラーと不仲だと言われているケイティは、6月に「マッド・ラヴ(Mad Love)」というフレグランスを発表。じつはこの名前、テイラーがケイティに対して作ったバッシング曲だと言われている「バッド・ブラッド」に登場する歌詞。世間で騒がれるであろうネーミングを選び、話題性アップを狙った。

画像1: みんながテイラー・スウィフトで炎上商法!?

カニエのMVでテイラーがセミヌード!?

 自身の曲「フェイマス」の歌詞を巡ってテイラーと言った言わないのバトルをしていたカニエは、6月に同曲のMVを公開。ここであえてテイラーそっくりのろう人形を裸という状態で登場させると、当たり前のように世間では大きなバッシングが。それと比例するようにMVの認知度は急上昇し、YouTubeだけでも2週間で700万回以上も視聴されている。

画像2: みんながテイラー・スウィフトで炎上商法!?

テイラーの元恋人が新恋人をネタに

 最後は、テイラーの元恋人であるカルヴィン。彼はテイラーとの破局後にプロデュースしたシングル曲「オレ」で、「ローキー」という歌詞を挿入。これは、テイラーの新恋人である英俳優のトム・ヒドルストンが出演映画『マイティ・ソー』で演じる「ロキ」という役の隠語。カルヴィンの狙い通りかどうなのか、曲は早くも「復讐ソング」というフレーズで紹介されている。

画像: 元恋人カルヴィン(左)と現恋人トム(右)。

元恋人カルヴィン(左)と現恋人トム(右)。


 ソーシャルメディアがある現代は、炎上商法はインパクトの大きいマーケティング法。しかもセレブ界は、とにかく「話題性」が大好き。今年はまだまだ炎上商法の例が増えていきそう。

This article is a sponsored article by
''.