【10位】バードマン ↓(前年7位)
【年収】1,800万ドル(約21億6,000万円)
キャッシュ・マネー・レコードの経営者であるラッパーのバードマンは、2015年も安定の高収入! しかし最近は、レーベルの所属ラッパーであるリル・ウェインの独立を巡るバトルが続いており、レーベル崩壊の危機を迎えている。来年はランク外になってしまうのか!?
【9位】ニッキ―・ミナージュ ↑(前年11位)
【年収】2,100万ドル(約25億2,000万円)
女性として唯一ランクインしたのは、ラッパーのニッキー・ミナージュ。昨年から50%も収入がアップしたうえ、収入のほとんどがサイドビジネスなどではなく、ツアーで得た収入というからお見事。さらに、スポンサー契約を結ぶペプシや、ネイルブランドOPIからのギャラも助けとなって、堂々のトップ10入り。
【8位】ウィズ・カリファ ↑(前年12位)
【年収】2,150万ドル(約25億8,000万円)
今年はトップ10内に躍り出たウィズ・カリファ。映画『ワイルド・スピード/スカイ・ミッション』のテーマ曲「シー・ユー・アゲイン」が記録的に大ヒットしたうえ、サントラ・アルバムも世界的にヒットし、大幅に収入をアップ。さらにマリファナをモチーフにしたグッズの販売が好調だったことも要因のひとつに。
【7位】カニエ・ウェスト ↓(前年6位)
【年収】2,200万ドル(約26億4,000万円)
2015年、カニエ・ウェストの目立ったリリースと言えば、リアーナ&ポール・マッカートニーと一緒にコラボした曲「フォー・ファイヴ・セカンズ」くらい。それでも本年も、堂々のトップ10にランクイン。収入は7位だったが、アディダスでのシューズ・ラインの大ヒットや、2020年の大統領選への立候補発言など、2015年もカニエの話題ぶりはトップクラス。
【6位】エミネム ↑(前年10位)
【年収】3,100万ドル(約37億2,000万円)
大幅ランクアップして6位に繰り上がったエミネム。今回の収入で大きく影響したのが、2014年にリアーナと一緒に行ったツアー。なんとそのギャラは1公演につき約6億円という高額で、NYのメットライフ・スタジアムで行われた公演にいたっては、一晩で約14億円という驚異の額を記録した。
【5位】ファレル・ウィリアムス ↑(前年9位)
【年収】3,200万ドル(約38億4,000万円)
大ヒット曲「ハッピー」の影響も受けて、2015年のサマーソニックをはじめ、各国フェスでも引っぱりダコだったファレル・ウィリアムスは、4ランクアップの5位! ツアーなどの音楽活動以外に、審査員を務める大人気オーディション番組『ザ・ヴォイス』で得たギャラも大きく後押し。さらに、自身のファッションブランド“ビリオネア・ボーイズ・クラブ”や“アイスクリーム”でも稼ぎ出した。
【4位】ドクター・ドレ― ↓(前年1位)
【年収】3,300万ドル(約39億6,000万円)
2014年は、自身がプロデュースするヘッドフォンブランド“Beats by Dr. Dre”の権利をApple社に売り、驚異の約750億円という収入を叩き出して堂々の1位だったドクター・ドレー。2015年はその数字をはるかに下回る結果となってしまったが、久しぶりにリリースしたアルバム『コンプトン』と、プローデューサーを務めた自伝的映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』の大ヒットのおかげで、安定のトップ5入り。
【3位】ドレイク ↑(前年4位)
【年収】3,950万ドル(約47億4,000万円)
ドレイクは、収入の大半を楽曲リリースやツアーで稼ぎ出して3位にランクアップ! 計50公演行ったツアーでは、1公演につき約1億2,000万円を稼ぎ出し、4枚目となるアルバム『イフ・ユー・アー・リーディング・ディス・イッツ・トゥー・レイト』もプラチナ・アルバムに輝いた。さらに、スポンサー契約を結ぶナイキとスプライトからのギャラが後押しし、年収も前年より約10億円近くアップという好成績を残した。
【2位】ジェイ・Z >(前年2位)
【年収】5,600万ドル(約67億2,000万円)
前年に続き、2位となったのはジェイ・Z。ビヨンセと一緒に行ったツアーと、自身が代表を務めるレコードレーベル“ロック・ネイション”からの収入でその存在感を示した。ちなみに2015年からは、高音質の音楽配信サービス“TIDAL(タイダル)”の運営をスタート。そちらの動きが、2016年の順位にどう影響するのか!?
【1位】パフ・ダディ ↑(前年3位)
【年収】6,000万ドル(約72億円)
2015年の収入No.1に輝いたのは、パフ・ダディ! 音楽活動ではあまり見かけない彼が1位に輝いた要因は、多岐にわたるサイドビジネス。テレビ局「リヴォルト」の経営のほか、ファッションブランド「ショーン・ジョン」、ウォッカ・ブランド「シロック」、ミネラルウォーター「アクアハイドレート」と、幅広いビジネスの収入によって1位の座に。もはや“サイド”とは呼べないほどのビジネスマンぶり。
Forbes誌によるヒップホップ・アーティストの収入ランキングは、毎年9月頃の発表。2016年度の1位を獲得するのは誰になるのか!?