今年の3月末からグループとしての活動を休止している、ワン・ダイレクション。
メンバーそれぞれがさまざまな活動をするなか、映画への初出演が明らかになっているハリー・スタイルズが、撮影現場で俳優としての才能を開花させ、監督や共演者たちを驚かせている。
ハリーが出演するのは、名監督クリストファー・ノーランが手がける最新作『ダンケルク』。第二次世界大戦中のフランスを舞台にしたスリラー作品で、トム・ハーディーやシリアン・マーフィーらの実力派俳優たちが出演することでも注目を集めている。
シリアスな作品だけに、ポップスターとしてのイメージが強く、俳優としての経験が無いハリーを起用することに、当初はいまひとつ乗り気ではなかったというノーラン監督。しかし、他の俳優たちと同じようにオーディションに挑み、役を勝ち取ったハリーの演技を目の当たりにした監督は、彼の俳優としての素質に太鼓判を押したという。
キャスティング担当者はハリーの起用について、「人気があるスターだから選んだというわけではまったく無いよ。彼はこれまで特に演技の勉強はしたことがないはずなのに、他の有名俳優たちをおさえて役を獲得するだけの実力を持っている」と語っていて、映画関係者たちはハリーの演技力をかなり高く評価しているよう。
ノーラン監督の作品といえば、『ダークナイト』や『バットマン ビギンズ』などのバットマン・シリーズや、『インセプション』、『インターステラー』等の名作まで、いずれも大ヒットを記録した作品ばかり。同作の欧米での公開は来年7月を予定している(日本公開は今のところ未定)。
完成前からすでに話題になっている同作で、俳優ハリーは一体どんな表情を見せてくれるのだろうか。