この夏大ヒット中のサマーアンセム、カルヴィン・ハリス feat. リアーナの「ディス・イズ・ホワット・ユー・ケイム・フォー」。6月中旬に公開され、現時点で2,00万回以上もの再生回数を記録している同曲のMV内で、リアーナが着用しているフューチャリスティックなシルバーのジャンプスーツが「クールな楽曲の印象にぴったりでおしゃれ! 」と評判に。
「一体どのハイブランドのアイテムなの? 」とファッションに敏感な人たちの間で話題になっていたこの衣装。じつは、ある服飾学生の卒業制作の1つとして発表されたものだった!
透け感のあるシルバーのメッシュ素材を使って作られた、フーディーのような脱力感のあるゆるめのシルエットが特徴のこのジャンプスーツをデザインしたのは、NY・ブルックリンにあるアート系専門学校プラット・インスティュートでファッションを学んだイザベル・ホール。つい数ヶ月前に同校を卒業したばかりの無名デザイナーだ。
彼女のデザインをリアーナが着用することになったのは、今年5月に開催された同校の卒業制作発表会を訪れたリアーナのスタイリストがイザベルのコレクションに目をつけ、アシスタントを通じてコンタクトしたことがきっかけ。
当初は「ディス・イズ・ホワット・ユー・ケイム・フォー」のMVではなく別のプロジェクトでの着用が予定されていたものの、曲の印象にピッタリだったため、急きょMVの衣装として採用された。
MVの撮影終了後に衣装使用の連絡を受けたイザベルは、「リアーナが私が作ったものを着ているなんて、まるで夢みたいで、現実じゃないんじゃないかと思ったわ! 」とファッションニュースサイトRackedに語っている。
ごく普通の学生が卒業制作の1つとして制作した洋服が、まさか大スターのリアーナに着用され世界的に有名になるとは、まさにアメリカン・ドリーム。
この大きなステップをキッカケにイザベルが将来、一流デザイナーの仲間入りを果たす可能性も?