「パンダ」を歌っているのは誰?
話題騒然の「パンダ」は、NY出身のラッパー、“デザイナー(Desiigner)”の楽曲。現在19歳になる彼のデビュー曲が今回のブレイクに至ったのには、ある大物アーティストの貢献があった。
個人で音楽活動をスタートしたデザイナーは、まず、昨年末に、「パンダ」を自身のYouTubeチャンネルと音楽配信サイトSoundCloudでリリース。その後、iTunesでも同曲をリリースすると、楽曲を耳にしたカニエが彼の才能に惚れ込み、カニエのレコード・レーベルGOOD MUSICと即アーティスト契約をすることに。
今年2月に改めて再リリースされた「パンダ」は音楽チャートを駆け上がり、大ブレイクを果たした。
「パンダ」って何なの?
題材になっているのは、実は、あのお馴染みのキュートな動物のパンダではなく、 デザイナーが好きなドイツの高級車メーカーBMX社の“ X6”という車。白と黒のカラーリングに改造したこの車が、正面からみるとパンダの顔のように見えるという発想から、同曲のタイトルになった。
ちなみに、制作当時18歳の一般人だったデザイナーが実際にX6に乗れるはずはなく、彼がプレイしていた人気ゲーム『グランド・セフト・オート』での架空の世界での出来事を歌っている。
憧れをキッカケに作った楽曲で、一気にアメリカン・ドリームを掴んだデザイナー。彼がパンダ色にカラーリングしたX6に乗る日が、もしかしたら本当にやってくるかもしれない。