上映中のメールに怒り
問題となっている映画館でのマナーとは、「上映中のスマホの使用」。スマホの画面からは光が発せられているため、暗い劇場内で使用すると、その光が周囲の人にとっては迷惑となる。そのため、日本でも上映中はスマホを利用しないようにと呼びかけている映画館は多い。
そんな「上映中のスマホ使用」に怒り、女性を訴えたのは、ブランドンという男性。ブランドンは女性との初デートで映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』を観に出かけたところ、上映から15分経ったころから女性がスマホを使い始め、10~20回もメールの確認や返事をしていたという。
それに苛立ったブランドンは女性を注意することに。そのときの状況を、ブランドンはこう説明した。
「僕は、『ねえ、メールを打たれるとちょっとイライラするんだけど』って言ったんだ。そしたら彼女は、『友達にメールしないなんて無理』って。だから、『外のロビーでやったらどうかな。メールしてたせいで外に追い出された人を見たことあるんだ』って返したよ」。
すると、女性はブランドンの指示通り劇場の外へ。そしてそのまま二度と劇場に戻って来ることはなかったという。
これに怒ったブランドンは、女性にチケット代を返すようにメールで要求。しかしこれを女性が拒否したため、ブランドンはチケット代、約1,900円を支払うように女性を訴えたとABC局のニュースサイトKVUEが伝えている。
ブランドンの訴えに対し女性は、「なんてことなの。おかしなことだわ」とコメント。ブランドンが言うほどはスマホを開いていないと語り、さらに友人が彼氏と喧嘩していたため、それを助けるためにメールを返していただけだとニュースサイトAmerican Statesmanに説明した。
監督も反応
この件には、「上映中にメールされるのは好きじゃないな」とブランドンに賛同する声のほか、「どうしてメールなんか出来るんだ?あんなに素晴らしい映画なのに」と、逆になぜ面白い映画を観ながらそんなことが出来たのかと『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのファンからは疑問の声が。
さらに、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズの監督を務めたジェームズ・ガンもこの訴訟に反応し、「なんで訴訟だけなの? 彼女は懲役に値するよ!」とジョークを飛ばした。