音楽界では、他の人の曲の一部を使って新たに曲を作る、「サンプリング」という手法が使われているのを知ってた? 今回は、そんな「サンプリング」をして作られた楽曲を、サンプリング元とともにご紹介します。
ダフト・パンク「ハーダー、ベター、ファスター、ストロンガー」
ネタ元:エドウィン・バードソング「コーラ・ボトル・ベイビー」
ダフト・パンクは、1979に発表されたエドウィンの楽曲のリズムを少し早めて使用。カンカンカン、と後ろで鳴っている印象的な音も、オリジナルの楽曲からきている。
ニッキー・ミナージュ「アナコンダ」
ネタ元:シックス・ミックス・ア・ロット「ベイビー・ゴット・バック」
サンプリング元のシックス・ミックス・ア・ロットも、ニッキー・ミナージュの「アナコンダ」を気に入っているよう。ツイッターでは「アナコンダ」のMVを37回も見たと告白し、「ちくしょう!」とその出来の良さを絶賛していた。
マドンナ「ハング・アップ」
ネタ元:アバ「ギミー!ギミー!ギミー!(ア・マン・アフター・ミッドナイト)」
アバの「ギミー!ギミー!ギミー!」を使うために、マドンナはわざわざアバのメンバーのいるストックホルムに使者を送り込み、「どれだけアバを崇拝しているか」と懇願。その結果、無事に楽曲の使用許可を得た。
リアーナ「チアーズ(ドリンク・トゥー・ザット)」
ネタ元:アヴリル・ラヴィーン「アイム・ウィズ・ユー」
「もし(アヴリルの部分が)なかったら、曲全体の雰囲気が変わってしまっていたはずよ」とリアーナが語るように、「チアーズ」のサビではアヴリル・ラヴィーンの曲の一部を大々的に使用。アヴリル本人も、「アルバムの中でもお気に入りの曲の1つよ」とMTVニュースにコメントした。
パニック・アット・ザ・ディスコ「ドント・スレットゥン・ウィズ・ミー・ア・グッド・タイム」
ネタ元:ビー・フィフティートゥーズ「ロック・ロブスター」
パニック・アット・ザ・ディスコのボーカル、ブレンドンはまさか楽曲の使用許可が下りるとは思わなかったそうで、「これって素晴らしいよね。だって別の曲に置き換える計画も立てていたんだから」とその喜びをRadio.comに語った。
ドレイク「ホットライン・ブリンク」
ネタ元:ティミー・トーマス「ホワイ・キャント・ウィー・リヴ・トゥゲザー」
自分の楽曲がサンプリングされたドレイクの「ホットライン・ブリング」について、ティミーは「誇りに思う」とSpin誌のウェブサイトで絶賛。ドレイクはこの曲でグラミー賞の「最優秀ラップ・ソング」を含む2部門を受賞した。
ジェイソン・デルーロ「トーク・ダーティ」
ネタ元:バルカン・ビート・ボックス「エルメティコ」
「トーク・ダーティ」では「エルメティコ」のサックス部分を使用。バルカン・ビート・ボックスのサックス奏者オリ・カプランは、「毎朝、娘を幼稚園に送っているときにラジオで聴いていたよ。そしたら娘が、『パパ、これパパ(の曲)じゃない!』って」と、娘も驚いていたことをRolling Stone誌にコメントした。