6月20日は、世界難民の日
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が発表した報告書によると、世界中にいる国外に逃れた難民や難民申請者、国内で住まいを失った避難民の合計は、2016年末時点で過去最高の約6,560万人。
近年、ますます注目を集める難民問題、じつはハリウッドにも難民だったセレブがいる。
映画『ブラック・スワン』のミラ・クニスは、難民としてウクライナからアメリカへ渡った1人。そんなミラの壮絶な過去をご紹介します。
壮絶な過去を経験したミラ
ミラは、米国版エスクァイア誌が選ぶ「世界で最もセクシーな女性」に選ばれたこともある、ハリウッドの第一線で活躍する大人気女優。
そんなミラは、7歳の時に難民ビザを使ってアメリカに移住。ウクライナに生まれた彼女は、幼少期にユダヤ系であることを隠していたとインタビューで語った。
その理由は、ユダヤ系であるミラの家族を含め多くのユダヤ人が、ホロコーストと呼ばれるユダヤ人迫害、殺りくにあっていたから。
さらにウクライナ(当時のソ連)では、ユダヤ人虐殺があった第二次世界大戦が終結してもまだ、反ユダヤ感情が消えることはなく、ユダヤ系の子どもたちは日常的にいじめを受けていたという。
渡米当初は、まだ英語が話せなかったミラは、英語を学ぶために演技教室に通い、その才能を開花させた。
公私ともに幸せを掴んだミラ
11歳の頃にはすでにプロの演者としてハリウッドで活躍し、2010年には親友のナタリー・ポートマンと共演した映画『ブラック・スワン』がアカデミー作品賞を受賞。
さらに、長年友人だった「最もギャラが高いテレビ俳優」常連のアシュトン・カッチャーと2015年に結婚し、現在2児の母。公私ともに幸せを掴んだ。
自身の経験を明かしたミラを含めて、多くのセレブが増え続ける難民の問題に、支援を表明している。
今年の難民の日は、国連が難民問題解決へ向けて、署名活動を行っているので、関心のある人はこちらを是非チェックしてみて。