世界一高額な塗り絵
大人向けにつくられた「ぬりえ」は、近年世界中でベストセラーを連発している書籍の1つ。そんな大人の塗り絵から、世界一高額な塗り絵が登場。
この世界一高額な塗り絵は、上質な本革を使用したカバーに、ゴールドの金具がついていて、10種類のデザインが収録されている。
そんな塗り絵のお値段、なんと約340万円!
上質な本革を使用しているとはいえ、10種類しかデザインが入っていない内容量に300万円以上のお値段は、ちょっとやりすぎなのでは…と思ってしまう人も多いのでは?
けれど、この塗り絵が世界一高額になるのには納得の理由がほかにもあった。
オーダーメイドの「ぬりえ」
その理由とは、この塗り絵がすべてオーダーメイドで作られるということ。
しかもデザインを担当するのは、シンガーのエルトン・ジョンがリリースしたアルバム『グッバイ・イエロー・ブリック・ロード』のカバーをデザインした、イアン・ベックという有名イラストレーター。
イアンが描くのは、購入者の人生を表現するような10種類のイラストで、その人の人生にとって最も意味のあるパーソナリティや場所、機会をイラストに反映させるのだという。
「娯楽」の一環でありながら、ストレス解消の効果もあることから人気を集めている大人の塗り絵。
イアンはそんな塗り絵を、娯楽に加えて描く人の人生を吹き込み、思い出の1冊として長く重宝してほしいとコメントで明かした。
「このプロジェクトに携われて光栄に思います。こうしたイラストを通して、ペットや家、楽しかった休暇の思い出や、家族でよく訪れたレストランなどの自分自身を写し出すような、印の残す忘れ形見や家宝になればよいと思っています」
高級素材をカバーに使用し、有名イラストレーターによる人生を表す世界に1つのオーダーメイドの塗り絵だけに、300万円超という高額は納得できるかもしれない。