日本を含めて世界中にファンが多いヘナタトゥー。数週間で消えることから、本物のタトゥーとは違い気軽に出来るのが人気。
そんなヘナタトゥーを旅行先で施した、イギリス在住の7歳の少女マディソンちゃん。
マディソンちゃんは家族でエジプトを訪れた際に、ホテルのスパでブラックヘナのタトゥーに挑戦。ブラックヘナを使って指先から腕まで植物や花の美しいデザインを施してもらったが、帰国後、マディソンちゃんに異変が。
ブラックヘナを施した部分が火傷を負ったように水ぶくれになってしまったのだ。あまりのひどさに、火傷専門医を訪れたという。
実はマディソンちゃんがエジプトで施したのは、ブラックヘナという種類のタトゥー。
ブラックヘナは天然の植物を使うヘナタトゥーとは違い、科学染料が含まれており、肌のトラブルが起きることがある。
火傷の原因は科学染料
マディソンちゃんの腕が水ぶくれになってしまった原因と言われているのが、ブラックヘナに使用されているパラフェニレンジアミンという染料。
パラフェニレンジアミンは髪の毛を染める際に使う染毛剤にも含まれており、とくに幼い子供はアレルギー症状や過敏反応を起こすことが多い。
北米接触皮膚炎共同研究班が2013年に発表した調査結果では、パラフェニレンジアミンのパッチテストを受けた患者の5.5パーセントがアレルギー反応を見せた。
まだ火傷の跡が残るマディソンちゃんは両親と共に英情報番組『グッド・モーニング・ブリテン』に出演し、母親は「このようなリスクがあると知っていたら、避けていたのに」と、娘にブラックヘナを施したことへの後悔をにじませた。