DV疑惑で非難されるジョニー
2018年冬に公開が決定した最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で、ゲラート・グリンデルバルド役を演じるジョニー・デップ。
ジョニーは2016年公開の1作目にも出演していたが、女性に対するセクハラや性的暴力が大問題となっている今年、元妻で女優のアンバー・ハードへのDV疑惑が2015年にあがった彼の続投に一部で不満が噴出している。
これに対して、同シリーズの原作者のJ.K.ローリングとワーナー・ブラザーズ社が、彼を擁護するコメントを発表。
この擁護コメントが事実を正確に伝えてないとして、元妻のアンバーがSNSを通して反論コメントを残した。
ジョニーの擁護コメントに反論
とくにワーナー・ブラザーズ社がETに発表した声明には、ジョニーとアンバーの離婚が示談成立した際に発表された共同声明の一文が引用されており、これが本来の意味とは異なる内容で伝えられたとアンバーが主張している。
ワーナー・ブラザーズ社が発表した声明の一部訳はこちら。
「この問題は、両当事者の共同声明の通り、意図的に身体的または精神的苦痛を与えようと試みたことはなかったと記されています。こうした状況下と私たちが得た情報を考慮して、私たち映画製作会社一同は、引き続きジョニー・デップをグリンデルバルド役として支持することを決定いたしました」
アンバーが問題視しているのは、同社が引用した「両当事者が発表した共同声明に書かれるように、意図的に身体的または精神的苦痛を与えようと試みたことはなかった」という一文。本人がSNSに共同声明の全文の写真を投稿し、そこに反論コメントを添えた。
共同声明:
「私たちの関係は極めて情熱的で、時に、不安定なものでしたが、つねに愛によって結ばれているものでした。
両者ともに、金銭的利益のために虚偽の告発をしたことはありません。
相手に対し意図的に身体的または精神的苦痛を与えようと試みたこともありません。
アンバーはジョニーの将来の幸せを祈るとともに、この離婚で得る経済的利益をチャリティに寄付します」
「この文章は私たちの共同声明の全文です。一部の文だけを引用して意味を変えるようなことは間違っています」
文章の前後関係を無視して都合の良いところだけを切り取られたと、憤りを隠せない様子のアンバー。
今回の件に対して、ジョニー側からのコメントはない。