不朽の名曲「恋人たちのクリスマス」がリリースから23年のときを経て、2017年に初の全米でトップ10入りを果たしたシンガーのマライア・キャリー。
同曲のヒットだけでなく、クリスマスに並々ならぬこだわりを持ち“クリスマスの女王”の異名を取る彼女の、ある質問への回答が「さすが!」と世間の人々を唸らせている。
「クリスマス飾りはいつしまう?」
クリスマスから2日経った12月27日、人気テレビ司会者でマライアと親交のあるライアン・シークレストが、ツイッター上でフォロワーたちに向けてこんな素朴な疑問を投げかけた。
When is it appropriate to take down your Christmas tree and decorations? Asking for a friend
— Ryan Seacrest (@RyanSeacrest) 2017年12月27日
「クリスマスツリーやデコレーションって、いつ片付けるのが正解なの?」
日本では、クリスマスが終わったらすぐにツリーを片付けてお正月飾りにシフトする家庭が多いけれど、じつは、海外では年明けまでツリーやデコレーションを飾ったままにしておく家庭も多数。
というのも、キリスト教徒が多い国ではイエス・キリストの洗礼の祝日である「主の公現」または「公現祭」と呼ばれる1月6日を過ぎた「降誕節(こうたんせつ)」の時期、1月7日から1月13日の間にツリーをしまうという昔からの慣習があるから。
しかし、宗教が多様化し、無宗教の人々も増えた現代では、厳密にはいつクリスマス飾りをしまうべきかというルールは曖昧になりつつある。
ライアンのフォロワーたちの間では、彼の素朴な疑問をキッカケにちょっとした議論に。
“クリスマスの女王” は慣習など気にしない
そんななか、マライアからの規格外の回答が舞い込んだ。ライアンからの質問を目にした彼女は、彼に宛てて陽気にこうツイート。
Dahhling! Not till July 4th! https://t.co/uO4YqRRxU8
— Mariah Carey (@MariahCarey) 2017年12月27日
「ダーリン! 7月4日(アメリカの独立記念日)まで出したままにしておくに決まってるじゃない!」
人々はクリスマスの女王からの鶴の一声に圧倒。
夏までツリーを出しっぱなしにしておくのはさすがに長すぎだが、マライアの名答にツッコミを入れる人は誰もいなかった。それどころか「私も7月4日まで片付けないでおく!」、「最高!」と影響されてしまう人まで出現。
質問の主であるライアンは、マライアからのコメントを有難がるかのように、「クリスマスの女王からお達しがありました」とジョーク交じりにフォロワーたちに報告していた。
ちなみにマライア家の今年のツリーは本物のもみの木を使っているので、夏まではもたないはず…。