第75回ゴールデン・グローブ賞でプレゼンターを務めたジェシカ・チャステインが、賞を授与するときに皮肉のきいたブラックジョークで男女の賃金差の話題に触れた。
俳優のクリス・ヘムズワースと共にミュージカル/コメディ部門女優賞のプレゼンターを務めたジェシカ・チャステイン。
ジェシカはまず、「この部門の受賞者には、男女間の賃金差のせいで行方不明となった23%分の給与が支払われます」というジョークを飛ばし、アメリカの男女間にある23%という賃金差をちくり。
そして続けて、特大のブラックジョークを投下した。
「(23%を受賞者に支払うことは)まったく大変なことではありません。この一年、ハリウッドから多くの人を追い出したことでたくさんのお金の節約になりましたから」
そう、ジェシカが言う「追い出した人」とは、セクハラ騒動で業界を追放された男性たちのこと。
このブラックジョークには、会場からも笑いがあがった。
ちなみにこの部門は、映画『レディ・バード』のシアーシャ・ローナンが受賞。彼女はステージ上で母親とフェイスタイムを行うという、なんとも可愛らしいスピーチを見せて話題となった。