『エリン・ブロコビッチ』
離婚歴2回、子供3人のシングルマザー、学歴・職歴無し、銀行残高16ドルというエリン・ブロコビッチという女性が、環境汚染の実態を知り、アメリカの大企業と訴訟で戦い見事勝利した実話。主演のエリンを務めたのは、今作でアカデミー賞の主演女優賞を受賞したジュリア・ロバーツ。
勝ち目はないと言われた訴訟に持ち前の情熱と正義感で真っ向に立ち向かう姿は、勇気をもらえるだけでなく、何度見てもスカッとした気分に。
『ニキータ』
『レオン』で知られるリュック・ベンソンが監督を務めた『ニキータ』。麻薬中毒で捕まり、政府の暗殺者として育て上げられた少女ニキータの成長を描くパワフルなアクション映画。徐々に愛を知り、人を殺したくないと思うニキータが、愛する恋人に自分のことを告げられずに苦しむ切なさも見所。
主演を務めたアンヌ・パリローは、監督を務めたリュック・ベンソンの当時の妻だった。ちなみに、同作に少しだけ登場するジャン・レノの役が、のちに今でも語り継がれる名作『レオン』の元となった。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
2016年のアカデミー賞で見事最多6部門を受賞した『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、1979年に公開した『マッドマックス』シリーズの4作目。荒廃した近未来を舞台に、家族を殺された男の壮絶な復讐劇を描いた今作で、注目してほしいのはシャーリーズ・セロン演じる女戦士フュリオサ。
頭を丸刈りにして撮影に挑んだシャーリーズは、男性優位の世界に生きるタフで美しいフュリオサを見事に演じきった。同作は「フェミニズム」も大きなテーマとなっており、編集はジョージ・ミラー監督の妻が務め、全体的に「女性の強さ」を感じさせる作品。
『幸せの隠れ場所』
ホームレス生活からプロのアメフト選手へと成長した、黒人少年マイケル・オアーの感動の実話を映画化した『幸せの隠れ場所』。マイケルを養子として家族に受け入れるキャリアーウーマンのリーを演じたサンドラ・ブロックは、この作品で数々の映画賞を受賞した。
自分の信念を貫き、周りからどう思われようと気にせず温かくマイケルを見守る肝っ玉母さんリーの姿がとにかくかっこいい。そんなリーを影で支える家族の絆にも心を動かされる。
『デス・プルーフ in グラインドハウス』
人気監督クエンティン・タランティーノが手掛けた『デス・プルーフ in グラインドハウス』は、美女を「死のドライブ」に誘う連続殺人鬼と、最強美女軍団との猛烈なカーチェイスを描いた作品。前半と後半でストーリーは大きく異なっており、注目してほしいのは後半。
プロのスタントとして活躍するゾーイ・ベルが実際にやってのけた、車のボンネットに張り付いてハイスピードの中アクションするシーンは度胆を抜かれる。タランティーノらしいラストは、とにかく爽快感たっぷり。
『ワンダーウーマン』
2017年に公開され、「フェミニスト映画」として大ヒットした『ワンダーウーマン』。DCコミックスが生んだ最強女性ヒーローのワンダーウーマンを演じるのは、今作で大ブレイクしたガル・ガドット。女性だけの島のプリンセスだったダイアナが、どのようにワンダーウーマンになったかという運命を辿る物語。
どんな敵も物ともせず、正義のために戦い抜く姿は「かっこいい」の一言。ダイアナとパイロットのスティーブとの間の恋愛模様にも注目!
『ウォンテッド』
平凡な若者が美人な女スパイの指導のもと、秘密の暗殺者集団の一員となっていく姿を描いた『ウォンテッド』。アンジェリーナ・ジョリー演じる女スパイ・フォックスは、アンジェリーナの魅力をぎゅっと詰めたような、強く美しい人物。
アクションはもちろんのこと、アンジェリーナのセクシーな視線や男性の中でもひるむことなく物言う姿にしびれること間違いなし。