空港で「見た目」が理由である差別受けた女性。外見だけではわからない真実とは?
「障がい者には見えない」と言われる
ロンドン在住のナタリー・オールポート・グランサムという女性が、訪れた空港であらかじめ介助申請をしてあったにもかかわらず、「障がい者に見えない」とう理由でスタッフから介助することを拒否されてしまった。
英メディアのNewsbeatによると、ナタリーの介助を担当する予定だったスタッフは彼女を見るや否や「自分は障がい者を助けるためにいるのであって、あなたを助けるつもりはない」と外見だけでナタリーが健康だと判断。さらに、彼女のせいで「時間が無駄になった」と言い放つと介助することを拒否した。
難病のエーラス・ダンロス症候群と体位性起立性頻拍症候群という深刻な疾患を抱えるナタリーは、体調によって車イスを要する時もあるが、この日は乗っていなかった。
その後、上記のスタッフとは別の人に介助をしてもらったというナタリー。しかし、一連の出来事への怒りは収まらず、英BBCのインタビューで「自分と同じように見た目だけで『病気に見えない』とか『うそつき』と言われる人がたくさんいる」と人々に訴えかけた。