兄の騒動に初コメント
来日中に訪れた、自殺の名所として有名な青木ヶ原樹海で男性の首吊り遺体を撮影し、1500万人を超えるチャンネル登録者数を抱える自身のYoutubeチャンネルで動画を公開したことで、大炎上しているローガン・ポール。
騒動後すぐに謝罪動画を公開し、最近になりパパラッチの質問に「セカンドチャンスは誰にでも与えられるべき」とコメントした以外は、以前のハイテンションぶりとは比べ物にならないくらいひっそりとした生活を送っている彼に代わり、弟のジェイクが今週公開した動画の中で騒動について触れた。
左が弟のジェイク。右が渦中のローガン。兄弟揃ってユーチューバーの2人はアメリカの子どもやティーンを中心に人気。
家族や「チーム10」と呼ばれるユーチューバー仲間とともに、コロラド州アスペンにあるセレブに人気の高級スキーリゾート地を訪れたジェイクは、およそ13分間に渡る動画の中でローガンの自殺者撮影動画について言及。
以前、人種差別的発言が原因で自身も炎上した経験があるジェイクは、動画の序盤で少しローガンについて話したものの、終盤まではいつもの調子で、仲間たちと、外から拾ってきた雪を食べたり、滞在先の裏庭にあったベンチを雪山に見立ててスノーボード技を決めるチャレンジをしたり、置いてあったオブジェに向かって水入りのペットボトルを投げつけるゲームをしたり、ベッドに雪を持ちこんだり、ホースで室内に向けて放水したりとやりたい放題。
動画残り2分になり、ようやく神妙な面持ちでカメラに向かって話し始めたジェイクは、これまで一切兄ローガンの騒動に触れず、何事もなかったかのように活動を続けてきた理由について「この状況に少し呼吸をさせるため時間を置きたかった」と説明。
「すぐにコメントするのは正しくないと感じた。でも、ローガンの弟として、彼を一番よく知る立場の人間として、何か発言する必要があると思ったんだ」と今回コメントをすることを決めた理由を語ったジェイクは、「ローガンがしたことは、すごく、すごく、すごく、すごく間違っていると思う。彼は大きな間違いを犯した。そして、彼は今その代償を払っているだけでなく、この経験から学んでいるんだ」と反省する兄の様子を伝えた。
さらに、「自殺は何があってもジョークにすべきことじゃないし、笑いのネタにされるべきことではないと思う」、「ローガンは誰かを傷つけようと思ったり、人々に不快な思いをさせようとしたわけではないと思うんだ。彼は素直に、本当に本当に申し訳ないと思っている」と続け、以前彼らの父が動画を通じて宣言したのと同じように、「ローガンはそのうちきっと立ち直り、カムバックするだろう」と、兄のファンたちに約束。
最後に、ローガンに向かって「もしこの動画を見ていたら、ローガン、俺はキミのことが大好きだよ」と熱いメッセージを送った。
世間の反応は?
このジェイクの動画に対し、彼やローガンの熱心なファンたちからは応援の声も寄せられているものの、世間の人々からは冷ややかな視線が。
その理由は、騒動の当事者ではないとはいえ、ユーチューブ界で有名な「ポール兄弟」としてローガンとともに活動することもあったジェイクが、いつも通り動画の大半にわたってふざけた態度を見せていたことや、兄の炎上からすでに20日以上も経過しているという対応の遅さにもある。
当のローガンは、相変わらず、騒動後に警備を強化した7.3億円の豪邸に籠って大人しくしているが、彼が撮影機材を持ったクルーとともに外出する姿も目撃されており、近々新動画を公開するのではないかとウワサされている。