人気モデルのジジ・ハディッドが世間でささやかれている心無いウワサにツイッターを通じて抗議した。

「激ヤセ」ぶりが話題に

 ここ最近、数年前と比べて、かなりスリムダウンした姿が話題となっているジジ。ニューヨーク・ファッション・ウィークが開幕した週末、今回も多数ブランドのランウェイに登場している彼女のあまりの華奢ぶりに、一部では彼女の激ヤセをからかったり、薬物使用をウワサする人々までも…。

画像: 左:ランウェイ・デビューとなったDesigual(デシグアル)の2014年秋冬コレクション。右は先週行われたばかりのJeremy Scott(ジェレミー・スコット)の2018年秋冬コレクションにて。

左:ランウェイ・デビューとなったDesigual(デシグアル)の2014年秋冬コレクション。右は先週行われたばかりのJeremy Scott(ジェレミー・スコット)の2018年秋冬コレクションにて。

 モデルとしてのキャリアをスタートした頃は、「太りすぎ」、「ガタイが良すぎる」などと批判を浴びせられていたジジが、今度は「ヤセすぎ」とクレームをつけられるという惨すぎる事態となっている。 

  

ツイッターで抗議メッセージを連投

 そんな心無い「体形批判」に対し、ジジは、自分の体形の変化が2016年に公表した持病の「橋本病(※)」が原因であることを明らかに。「もっと他人に対する理解を持って欲しい」と連続ツイートを通じてメッセージを送った。

※女性に多い甲状腺の病気の1つ。本来ならば外敵から自分の体を守る働きを持つ免疫が、逆に自分の体に反応してしまうことで甲状腺に慢性の炎症が起きてしまう病気で、1912年に九州大学の橋本策博士が発表したことから、海外でも「橋本病(Hashimoto’s Disease)」として知られている。

画像1: ©Gigi Hadid/ Twitter

©Gigi Hadid/ Twitter

 ここ数年間における私の体形の変化の理由をでっち上げようとしている人たちへ。あなたたちは、私が17歳でモデル活動をスタートした時は、まだ橋本病だと診断されていなかったっていうことを知らないんでしょうね。当時の私を「ファッション業界でやっていくには太りすぎ」と呼んだ人々が見ていたのは、病気により体に炎症を抱え、むくみに悩んでいた私の姿。

画像2: ©Gigi Hadid/ Twitter

©Gigi Hadid/ Twitter

 ストレスや過度の移動も体への負担になるけれど、私は以前と変わらない食生活を送ってきた。ただ今は、健康状態が改善されたおかげで、私の体が食べた物を違う方法で処理するようになったっていうだけ。
 あなたたちにとっては「激ヤセ」しているように見えるかもしれないけど、私だって正直に言うと、こんなに細くなりたかったわけじゃない。でも、今は、以前より内側は健康になったと感じるし、私だってまだ皆さんと同じで、毎日自分の体について学びながら一緒に成長している最中なの。

画像3: ©Gigi Hadid/ Twitter

©Gigi Hadid/ Twitter

 世の中が期待している「美の基準」を満たしていないからって、今後、私が自分の体形がどう見えるかについて説明することは無い。皆さんと同じようにね。そんな義理はない。他の人についてとやかく言うつもりはないけど、私はドラッグに手を出したりはしない。私の体の成長が理解できないからと言って、変なレッテルを貼るのはやめてちょうだい。
 SNSユーザーの1人として、どうか、人はもっと他人に対して理解しようとする気持ちを持つべきだということと、真実は本人だけにしか分からないということを知ってください。嫌いな人に対して残酷に接するよりも、愛する人を手助けするためにエネルギーを使おうよ。

 合計6つにも及ぶ長文ツイートで世間に対してメッセージを発信したジジ。それぞれのツイートにたくさんのフォロワーたちから反響が寄せられているほか、SNS時代に生きる人間としての他者への配慮を促す最後のツイートは6万件近くリツイートされ、広く拡散されている。

 このジジの訴えには、彼女の親友で同じく人気モデルのケンダル・ジェンナーも反応。同意や賛同を意味する「Preach(プリーチ)」というスラングを呟き、ジジへのサポートを表明していた。

画像: プライベートでも仲の良いケンダル&ジジ。

プライベートでも仲の良いケンダル&ジジ。

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