幼少期の動画を公開
2009年に亡くなったシンガーのマイケル・ジャクソンの長女で、現在はモデルや女優として活躍しているパリス・ジャクソンが2月13日に21歳を迎えた兄プリンスのバースデーを記念して、2人の幼少期の様子を収めた動画をインスタグラムで公開した。
自宅とみられる場所で、カメラに向かって一生懸命アピールする幼いパリスとプリンスの無邪気な姿が映った動画には「Let me see you dance(踊って見せてよ)」と繰り返す男性の優しい声も。
この声の主が父マイケルかどうかは明かされていないが、この人物が、2人が心を許している存在だということは伝わってくる。
初めて明かされる子供時代の生活ぶり
動画とともに、プリンスと一緒に過ごした幼少期を振り返りながら彼への愛と信頼を表すメッセージを添えていたパリス。そこには、死してなお「キング・オブ・ポップ」と呼ばれ、愛され続ける大スターのマイケルの子どもとして生まれ育った2人が、どんな子供時代を過ごしていたのかがわかる内容も。
妹パリスから兄プリンスへの感動的なメッセージをフロントロウが全文訳で紹介。
(西海岸では)まだあなたの誕生日まで半日あるけど、私は今日、東海岸に移動したから厳密に言うと2時間半の遅刻ね!だから、今、この投稿をアップすることにしたわ。
私の親愛なるお兄ちゃん。月と地球を何千回往復しても足りないくらい、あなたのことが大好きよ。あなたのことをずっと尊敬してきたし、今だって、あなたは私にとって最も偉大なお手本となってくれる人。
でも、あなたとプロレスごっこをしてまだ私が勝てるチャンスがあったあの頃が懐かしいな。ホットウィール(車のおもちゃ)やマイ・リトル・ポニー(子馬の人形)で遊んだり、海賊みたいにケンカしたり、ハリーポッターの杖で魔法をかけようとしたりしていた頃が懐かしい。
土曜日の朝は遅く起きて、おかゆを食べてオレンジジュースを飲みながら『ガーゴイルズ』や『トランスフォーマー』(アニメ)、それからたまにアラビア語のアニメを観たりしてたよね。そして、夜更かしした夜には、よく、ベッドの中であなたが考えたクレイジーな結末の架空のお話を弟と一緒に聞いていたっけ。
あなたはいつだって、この広い宇宙で私にとって一番の親友でいてくれた。あなたが私の人生に存在していてくれることを本当に幸運だと思ってる。
今はもう水鉄砲や『クラッシュ・バンディクー』(プレイステーション用のゲーム)は持っていないけど、私たちにはもっとたくさんの物がある。
あなたは私が知るなかで、世界で一番楽しくて、優しくて、決断力があって、面白い人。どんなときでも、あなただけは頼りになるって思えることは、私の魂を幸せにしてくれるの。世界のどこに居ても、人生のどんな局面においても、私の“家”はあなたと私たちの弟がいる場所だよ。
グーコ(プリンスのあだ名)、あなたのことが本当に大好き。あなたのことを誇りに思ってる。お誕生日おめでとう。
今でこそ公の場に堂々と姿を現しているものの、「子どものプライバシーを守りたい」という父マイケルの強い思いから、幼い頃は外出の際には必ず不思議なマスクを装着させられていたプリンスとパリス。

2009年、マイケルが他界する1カ月ほど前に撮影された写真。このときもまだ子供たちはマスクを着用していた。

スパイダーマンのマスクを着けていたことも…。
マイケルの子どもとして「一体どんな生活を送っているのだろう? 」と世間の好奇の目に晒されることが多かった2人。
しかし、今回パリスが公開した動画とメッセージにより、当時、彼女たちが流行りのおもちゃやゲームで遊んだり、アニメを観たりと、一般の子供たちとなんら変わりない子供らしい日常を送っていたという事実が明らかになった。