映画『トゥームレイダー ファースト・ミッション』の主演女優アリシア・ヴィキャンデルが「胸の小さすぎる」という批判を自虐的なコメントで一蹴した。

「私の胸はとがってない」

 シリーズ最新作が3月21日公開される映画『トゥームレイダー ファースト・ミッション』で主人公のララ・クロフトを演じるオスカー女優のアリシア・ヴィキャンデルが、一部の人たちから体形批判ともとれるコメントを浴びせられていることが問題視されている。

画像: 「私の胸はとがってない」

 ご存じの人も多いと思うが、過去に公開された2作品で主人公を演じたのは言わずと知れた超人気女優のアンジェリーナ・ジョリー。それまで女性を主人公にしたアクション映画が少なかったこともあり、アンジェリーナが演じるララ・クロフトは人々に大きな衝撃とインパクトを与えた。

 そういった経緯からアンジェリーナとアリシアを比較して違いを指摘する声も多く、なかでも2人の「胸の大きさ」を巡る議論が加熱。劇場公開前から、豊満な美胸の持ち主であるアンジェリーナと比べてアリシアの「胸が小さすぎる」といった心無い批判が相次いでいる。

画像: ともにララ・クロフトを演じたアンジェリーナ(左)とアリシア(右)。

ともにララ・クロフトを演じたアンジェリーナ(左)とアリシア(右)。

 しかし、「女性の胸は大きくないと魅力的じゃない」という考え方そのものが間違っており、今回のように胸の大きさを指摘する行為は女性を性的対象として見ている証拠。そのため、つい最近もあるYouTuberがアリシアの胸の大きさを批判する動画を投稿して「差別的」と炎上してしまった。

 ちなみに、当のアリシアはそんな世間の声を知ってか知らずか、先日、英人気トーク番組の『ザ・グラハム・ノートン・ショー』に出演した際、同作品について語る場面で開口一番に「私の胸は前のララ・クロフトよりとがってないけどね」と自虐的にコメント。批判そのものに触れることはしなかったが、自身の胸を巡る批判を彼女なりに一蹴した。

『ワンダーウーマン』女優も被害に

 昨年公開の大ヒット映画『ワンダーウーマン』の主演女優ガル・ガドットも、一部の人たちから「コミック版と体形が全然違う」「(胸とお尻がなくて)セクシーじゃない」といった心ない批判を受けた被害者の1人だ。

画像: 『ワンダーウーマン』女優も被害に

 この時、ガルはそういたネガティブな意見に対して「原作(コミック版)に忠実であって欲しいと言うなら、教えてあげるわ。アマゾン族(※)の人たちは、本当はみんな片方しか胸がないの。そう、乳房がひとつという意味よ。ところで本題はなんだったかしら? 私のお尻や胸が小さいから何? 片方の胸しかないという事実を再現していないことのほうが、大きな違いだと思うけど」と反論。

 胸の大きさよりも、原作ともっと大きな違いがあることを指摘し、彼女の体形についてとやかく批判する人たちをピシャリとはねのけた。

This article is a sponsored article by
''.