ディズニーランドの人気アトラクション「カリブの海賊」から、ファンにはおなじみのある場面が削除されることが正式に決定した。

「性差別的」と批判の場面を排除

 日本のディズニーランドでも人気のアトラクション「カリブの海賊」に出てくる、女性をオークションにかける場面が「性差別的」と批判されていた問題で、米ディズニーがこの春から正式にカリフォルニア州にあるディズニーランドの同アトラクションから問題の場面を排除することを発表した。

 「オークション 娘を買って花嫁に」という横断幕とともに、ロープでつながれた村の女性たちが海賊を相手にオークションにかけられる同場面は、アトラクションをよく知る人にはおなじみのシーンだが、「女性を売る」という行為が「性差別的だ」として以前から批判を受けていた。

画像: 「性差別的」と批判の場面を排除

 とくに、去年から相次ぐセクハラ告発を後押しする「Me Too(ミートゥー)」や「Time's Up(タイムズアップ)」といったムーブメントの流れもあり、排除を求める動きが加速。一部で「それぐらいのことで目くじらをたてるなんて」という声もあるが、すべての人たちにとって素晴らしい時間を過ごしてもらうことをモットーにしているディズニーの決断を多くの人たちが支持している。

 今から約50年前の1967年に同アトラクションがオープンした時から存在する場面がなくなってしまうのはさみしい気もするが、大勢の子供たちが訪れるディズニーランドのような場所が率先してこういった変化を受け入れることで人々に与える影響は大きい。

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