セクハラ撲滅運動が世界中で活発化する昨今、女性のランジェリー選びに大きな変化が。

“盛りブラ”の売り上げ大幅ダウン

 イギリスのリテール分析会社、The Editedは、女性の胸を大きく見せることを目的にデザインされた、寄せて上げるタイプの「プッシュアップ・ブラ」、通称「盛りブラ」の昨年度の売り上げが前年よりも、なんと40%も下降していると発表。

画像: “盛りブラ”の売り上げ大幅ダウン

 それに対し、より締め付けがなく着心地を重視したブラレットやトライアングル・ブラなどのリラックスして着けられるタイプのブラが売り上げを伸ばしているという。

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 1990年代に登場して以来、ずっと売り上げを伸ばしてきた“盛りブラ”の人気低下の背景にある理由の1つと考えられているのが、昨今の「#Me Too(私も)」や「#Times Up(時間切れ)」などを掲げたセクハラ撲滅運動。

 それと並行して活発化しているフェミニズム運動の追い風も受け、男性に媚びを売ったり、男性たちの視線をつねに意識する必要を感じなくなった女性が増えたことで、「女性のセクシーさとは何か?」という定義が見直され始めているのだ。

  

ヴィクシーも“盛らないブラ”商戦に参戦

 “盛りブラ“と聞いて、まず思い浮かぶ海外ランジェリーブランドと言えば、長きに渡って若い女性たちの人気の頂点に君臨し続けてきたヴィクトリアズ・シークレット(以下ヴィクシー)。

画像: ヴィクシーも“盛らないブラ”商戦に参戦

 目玉商品となってきたプッシュアップ・ブラの売り上げ減に伴い、2017年には月間収益が連続して低下し続けた同ブランドは、パッドやワイヤーを含まない “盛らない”タイプのブラやブラレットを次々とリリース。大々的なプロモーションを行い、挽回を図っている。

 この動きはヴィクシーだけにとどまらず、アメリカの下着業界全体に見られるもの。EDITEDの調べによると、2017年末までに同国内で発売された“盛らない”タイプのトライアングル・ブラの数は“盛りブラ”であるプッシュアップ・ブラのじつに4倍にもおよぶという。

 女性たちのなかで「下着は男性に見せるためのもの」、「胸は大きければ大きいほどセクシー」などという概念が薄まり、「下着は自分自身のために着るもの」という感覚が強くなったことで、これまでのマーケティング戦法が見直されている。

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