Huluプレミア『ハンドメイズ・テイル／侍女の物語』とは
ベストセラー小説『侍女の物語』をドラマ化した作品。富裕層以外の子供を産める女性は赤い服を着た侍女となり、「子供を産む道具」として扱われる架空の世界が舞台。極限まで制限された世界で力強く生きる女性が描かれる同作は、女性の人権が侵害される社会への批判を含んでおり、世界中で大反響を呼んでいる。
今、女性の人権問題を訴えるムーブメントが大流行中
近年盛り上がりを見せる、セクハラ騒動への抗議を訴えるムーブメント。セレブを筆頭に、世界中の人たちが様々な方法で女性の人権問題について声を上げている。
「#MeToo」でセクハラ被害を告白
昨年末にハリウッド映画界のドン、ハーヴェイ・ワインスタインに対するセクハラ告発をきっかけに、世の中全体でセクハラや性暴力を排除しようという動きが加速するなか誕生したのが、「#MeToo（ミー・トゥー）」というハッシュタグ。
「Me Too（私も）」というスローガンのもと、セレブをはじめ多くの人が過去のセクハラ被害を告白し、長年打ち明けられることがなかったセクハラ問題が表面化した。
左から、アメリカ・フェレーラ、ケイト・アプトン、エヴァン・レイチェル・ウッドは、ハッシュタグを使ってセクハラを告白をしたセレブの一部。
セクハラ撲滅のため団結「#TimesUp」
そんな「#MeToo」の流れを発展させ、今度は、女性の権利が軽視される時代の終わりを求めて、「#TimesUp（タイムズ・アップ）」というハッシュタグによるムーブメントが始動。
このムーブメントへの団結を示して、2018年1月上旬に行われたゴールデン・グローブ賞では、参加者のほとんどが「ブラックドレス」や「#TimesUp（時間切れ）」のピンバッジを着用。
『ハンドメイズ・テイル／侍女の物語』のメインキャストも「黒ドレス」を着用。
左からジョセフ・ファインズ、エリザベス・モス、アレクシス・ブレデル
同年1月下旬に行われたグラミー賞では、ブラックドレスに代わり「白バラ」が着用され、視覚化するかたちでセクハラ騒動への抗議が行われた。
左からマイリー・サイラス、サム・スミス、ピンク
世界に拡大する「ウィメンズ・マーチ」
さらに、女性の人権を訴える場として、毎年の恒例イベントとして定着しつつあるのが、大規模デモ「ウィメンズ・マーチ」。
ドナルド・トランプ氏の米大統領就任時に世界中で始まったこの大規模デモは、アメリカでは歴史上、最大規模のデモとなり、60人以上のセレブが一般人に混じって参加。
デモで使用されたポップでメッセージ性の強いプラカードは、アート作品として米国立博物館などに収集された。
今年も行われたデモでは、女性をはじめ、LGBT＋や移民、有色人種などトランプ大統領に否定的な発言を受けた人たちの権利を訴えた。
左からナタリー・ポートマン、シャーリーズ・セロン、デミ・ロヴァート
「リアル・ハンドメイズ」女子が世界各地に出現
「ウィメンズ・マーチ」をきっかけに、女性の権利を訴えるデモ活動はさらに盛んに。
女性の強さが描かれたドラマ『ハンドメイズ・テイル／侍女の物語』が爆発的ヒットした影響で、人権が侵害されても屈しない侍女のキャラクターに扮した「リアル・ハンドメイズ」たちが、女性の人権を侵害するような動きに対抗することを目的に世界中で出現しデモ活動を行った。
トランプ大統領が米フロリダ州を訪問した際に行われた、反トランプ派によるデモ行進で「リアル・ハンドメイズ」が出現。ほかにもコスタリカなどの世界各地で、こうした光景が見られている。
ハリウッドで大絶賛！そんな「今」だから観たい話題作
『ハンドメイズ・テイル／侍女の物語』
こうしたムーブメントで世界中が女性の権利問題に立ち上がる今だからこそ観たいのが、Huluプレミア『ハンドメイズ・テイル／侍女の物語』。
アワード主要部門を総ナメ
ドラマの祭典であるエミー賞では、作品賞を含む最多8部門を制覇。アカデミー賞の前哨戦と言われるゴールデン・グローブ賞でも、ドラマ部門で作品賞や女優賞を受賞している。
エミー賞で動画配信サービスのオリジナルドラマが作品賞を獲得するのは、史上初めての快挙でもある。
エマ・ワトソンも絶賛
ドラマの原作小説『侍女の物語』は、1985年に出版された文学界の巨匠マーガレット・アトウッドのベストセラー小説で、エマ・ワトソンの愛読本。
この本を読んで欲しいと思ったエマが、小説100冊分をパリの街に隠し回るイベントを行ったことでも話題になった。
Emma Watson on Twitter
twitter.com「子供を産む道具」として扱われる女性たちを描いた衝撃の内容が話題のドラマの影響で、30年以上前に出版された原作小説『侍女の物語』が再び売り上げを伸ばしており、2017年にAmazonで最も読まれたフィクション小説で堂々の1位に輝いた。
セレブも絶賛
女性の強さや生命力が描かれる『ハンドメイズ・テイル／侍女の物語』は、ハリウッドきっての人気ママセレブであるモデルのクリッシー・テイゲンや、ティーンに絶大な人気を誇るドラマ『プリティ・リトル・ライアーズ』のルーシー・ヘイルらも大絶賛。
クリッシー・テイゲン
「『ハンドメイズ・テイル／侍女の物語』は本当に素晴らしかったわ。作品づくりにおけるすべてに芸術的な要素があることを、この完璧な作品を観て思い知らされた」
ルーシー・ヘイル
「『ハンドメイズ・テイル／侍女の物語』。このひと言に尽きる。オー・マイ・ゴッド」
Huluプレミア『ハンドメイズ・テイル／侍女の物語』
衝撃作の気になる内容は？
「性奴隷」となった女性たち
環境汚染のせいで出生率が極端に下がってしまったかつてのアメリカ、ギレアド共和国が舞台。
富裕層以外の子供を産むことができる女性は、子作りのため侍女として「子供を産む道具」、いわば性奴隷として上流階級の司令官に仕える。監視下に置かれた侍女は、司令官の“もの”として名前まで変えられてしまう。
司令官フレッド・ウォーターフォードに仕える、主人公のオブフレッド（「オブ（Of）フレッド」＝フレッドの物）。
ゾっとする世界観と思わず目を塞ぎたくなる過激なシーンの数々は、時にホラー映画以上の恐怖を感じる。
「屈しない、これ以上。」―“今”を生き抜く強い女性
主人公の侍女オブフレッドには、かつてジューンという名前があり、愛する夫と娘を持つ母親だった。それが突然、法律が変わり家族と引き離され強制的に侍女となってしまった。この現状から脱却するため、そしてジューンの名を取り戻すために、権力者に立ち向かっていく。
「女性の人権侵害」という、今もっとも話題になっている社会問題がテーマなドラマだけに、登場する女性たちの姿が現代女性の姿と重なり、こうした困難のなかで声なき侍女たちが見せる力強い生命力が、多くの視聴者をひきこんでいる。
侍女たちの団結で取り戻す希望と強さ
極限まで制限された世界で、くじけそうになりながらも生き抜くオブフレッド。
社会問題を反映させたシリアスなストーリーのなかで、次第に生まれる侍女たちの団結や、思わず応援したくなるキャラクターたちの人間性も見どころ。
また、司令官と交わす禁断の約束や、道具のように扱われていた侍女たちが極秘でする恋愛。そしてエピソードを追うごとに明らかになる意外な事実や、冒険のようにハラハラしながら希望を見出すシーンなど、いい意味で期待を裏切る展開にも注目。
今を生きる女性として考えさせられるキャラクターたちの生き方と、希望を見つけたオブフレッドが権力者たちにどう立ち向かっていくのか。
辛口レビューサイト「ロッテントマト」でなんと95％の高評価を得る、衝撃の話題作Huluプレミア『ハンドメイズ・テイル／侍女の物語』シーズン1は、Huluにて独占配信中。
Huluプレミア「ハンドメイズ・テイル／侍女の物語」
www.youtube.comHuluプレミア『ハンドメイズ・テイル／侍女の物語』シーズン1
Huluにて独占配信中！
視聴方法は公式サイトを確認して。
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Photos：スプラッシュ／アフロ、ニュースコム
