プロムには、カップルや友人同士でドレスアップして参加するのが一般的。ジェイの娘もドレスを着用して交際中のボーイフレンドとこの一大イベントに向かうことに。そんな娘の晴れ舞台を祝って、ジェイはSNS上であるジョークを決行した。
「わたしの美しい娘と彼女のデート相手がプロムで素晴らしいひとときを過ごせることを祈っているよ」というメッセージとともに公開されたのは、ポロシャツとスラックスにキャップというカジュアルな“ザ・お父さんルック”で娘カップルの間に割り込むジェイの写真。
祝福の言葉とは裏腹に、彼の手には「うちの娘に何か良からぬことをしたら許さん」とばかりに、なんと小型の銃が握られていた。
このジェイのダークユーモアを面白いと評価した人もいたものの、多くの人々からは、ジェイの行動が不謹慎すぎるとの批判が。
投稿に「Bad Boys」というハッシュタグがつけられているように、ジェイは、2003年に公開されたウィル・スミス主演の人気映画『バッドボーイズ2バッド』のワンシーンのマネをしたということのようだが、昨今、アメリカ全土で銃規制を求める運動が活性化するなかでの銃を使ったジョークが完全に空回り。
今年2月に発生したフロリダのマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校での銃乱射事件について触れ「フロリダで何人もの高校生が銃によって命を落としたばかりなのに、よくもそんな不謹慎なジョークを」、「これが責任ある銃の所有者がすることなの? 」、「趣味が悪すぎる」と怒りの声が殺到した。
これを受け、ジェイは「私が投稿した写真は単なる冗談のつもりでした。娘はボーイフレンドと1年以上交際しており、彼らはもちろんジョークだということを理解していました。銃の安全な取り扱いには真摯に努めており(あの銃には銃弾は入っておらず、クリップも装着されていませんでした)、銃規制問題に対して軽率な行動をとったつもりはありませんでした」と弁解。しかし、この謝罪ともとれる言葉の後も、ジェイの投稿のコメント欄では銃規制の強化を訴える人々と現状維持が妥当とする人々の間で盛んに議論が交わされている。