まさにハリウッドレベルの給料
キャストの出演料に莫大なお金が積まれた90年代には、ウィル・スミスやジュリア・ロバーツなどのトップ俳優は、各映画で20億円以上のギャラにプラスして、興行成績に比例した利益を得ることができた。
しかし昨今の映画は、主役級のキャストが集結した作品やCGを駆使した作品などがヒットする傾向にあるため、1人あたりのギャラが減っているという。
とはいえ、大ヒットすれば世界中に広まり、巨額のお金が動くハリウッド映画。その出演料は今も桁違い。
そんなハリウッドスターの映画1本に対する出演料、いわば「お給料ランキングTOP20」をVariety誌が発表した。
その一覧はコチラ。
1位:2,500万ドル(約28億円)
ダニエル・クレイグ『Bond 25(ボンド25)』(2019)
2位:2,200万ドル(約24億円)
ドウェイン・ジョンソン『Red Notice(レッド・ノーティス)』(2020)
3位:2,000万ドル(約22億円)
ヴィン・ディーゼル『ワイルド・スピード アイスブレイク』(2017)
4位タイ:1,500万ドル(約17億円)
アン・ハサウェイ『Barbie(バービー)』(2020)
4位タイ:1,500万ドル(約17億円)
ジェニファー・ローレンス『レッド・スパロウ』(2018)
4位タイ:1,500万ドル(約17億円)
セス・ローゲン『Flarsky(フラースキー)』(2019)
7位:1,100万-1,300万ドル(約12-14億円)
トム・クルーズ『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』(2017)
8位:1,000万-1,200万ドル(約12-13億円)
ハリソン・フォード『Indiana Jones5(インディー・ジョーンズ5)』(2020)
9位タイ:1,000万ドル(約12億円)
サンドラ・ブロック『怪盗グルーのミニオン大脱走』(2015)
9位タイ:1,000万ドル(約12億円)
レオナルド・ディカプリオ『Once Upon a Time In Hollywood(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド)』(2019)
9位タイ:1,000万ドル(約12億円)
ロバート・ダウニー・Jr『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)
9位タイ:1,000万ドル(約12億円)
ケヴィン・ハート『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(2017)
9位タイ:1,000万ドル(約12億円)
クリス・プラット『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)
14位:800万-1,000万ドル(約9-12億円)
エミリー・ブラント『Jungle Cruise(ジャングルクルーズ)』(2019)
15位:800万ドル(約9億円)
ブライス・ダラス・ハワード『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)
16位:700万ドル(約8億円)
トム・ハーディ『ヴェノム』(2018)
17位:650万ドル(約7億円)
ライアン・ゴズリング『First Man(ファースト・マン)』(2018)
18位:500万ドル(約6億円)
ジャック・ブラック『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(2017)
19位:300-400万ドル(約3-4億円)
マイケル・B・ジョーダン『Creed2(クリード2)』(2018)
20位:200万ドル(約2億円)
イーサン・ホーク『パージ』(2013)
※公開年は全米で公開された/される年
1位は6代目ジェームズ・ボンド
見事1位に輝いたのは、6代目ジェームズ・ボンド役で知られるダニエル。彼が演じた『007 スカイフォール』は、『007』シリーズ歴代最高記録を塗りかえ、大きな記録を達成したことから、次回作『Bond25』では、出演料がアップし最も給料の高い俳優の座を獲得した。
さらに注目は、『アベンジャーズ』シリーズのロバート・ダウニー・Jr.。マーベルのMCU映画を牽引し、メガヒット連発に貢献したことから、ランクインした『スパイダーマン:ホームカミング』には、わずか数十分ほどしか出演していないにもかかわらず、約12億円を手に入れた。
また、2位にランクインしたドウェインに関しては、TOP20にランクインした作品18作品のうち、なんと4作品(『Red Notice』『ワイルド・スピード アイスブレイク』『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』『Jungle Cruise(ジャングルクルーズ)』)に出演。
1作品で24億円も稼いだほか、メインキャラクターとしての出演作品も多いため、合計するとかなりの「お給料」をもらっているのは確か。
日本の芸能界では、人気俳優による主演映画の出演料の相場は、多くて数千万円程度と言われている。
それに比べると、巨額の出演料が支払われた黄金時代に比べて金額が落ち着いたとはいえ、さすがはハリウッド。作品の規模も違えば、お給料の相場も桁違いだった。
ちなみに、ランクインした20人中女性は5人だった。