2017年10月に、米映画界の権力者であるプロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインが、長年に渡ってハリウッドの女優たちにセクハラ行為を行ってきたことが明らかになり、「Me Too」や「TIME’S UP」などのセクハラ行為撲滅の活動が広まった。
ハーヴェイのセクハラの被害者として名前が挙がったなかには、アンジェリーナ・ジョリーやカーラ・デルヴィーニュ、そして、ハーヴェイがプロデュースを務めた『恋するシェイクスピア』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したグウィネス・パルトロウの名前も。
当時ホテルに呼び出され、体を触られそうになったというグウィネスは、その時交際していたブラッド・ピットに相談したところ、ブラッドがハーヴェイを問い詰めたという。
ブラッドがハーヴェイに放った言葉とは?
ブラッドがハーヴェイを問い詰めた当時の状況を詳しく明かしたことがなかったグウィネスだけれど、先日、インタビューで当時の様子について口を開いた。
グウィネスからセクハラ行為のことを打ち明けられたブラッドは、ハーヴェイと話すことを決意。グウィネスは、「彼(ハーヴェイ)を壁に打ちつけるような勢いだったわ。私は当時有名でもなかったし権力もなかった。だけどブラッドは彼のパワーと地位を使って私を守ってくれたの。彼がしたことは素晴らしかったわ」と、当時のことを振り返った。
さらにブラッドはハーヴェイに向かって、「もしまた彼女の気分を害すことをしたら、殺すからな」と伝えたという。
当時大人気俳優だったブラッドからしても、米映画界のドンであるハーヴェイに対してこのような言葉を放つのは、かなりリスクがあるものだったに違いない。ブラッドはそのリスクを負ってでも、彼女の身を守った。(フロントロウ編集部)