ニューヨークの皮膚専門医アマンダ・ドイル医師は、顔にできるニキビの箇所でニキビの原因を判断する「フェイスマッピング」を取り入れていると米メディアHeathのインタビューに答えた。
アマンダによると、顔を地図に見立てたフェイスマップを用いることによって、ニキビができた場所からどんな要因でできたニキビなのかを診断できるという。
では、いったいどの部分にできるニキビが、どんな体の不調を示すサインなのかをご紹介。
アゴにできるニキビ
アゴにできるニキビは、体内のホルモンバランスが崩れた時にできるとアマンダはコメント。ホルモンに起因するニキビは、男性ホルモンの増加が原因になったり、女性の場合は生理の7~10日前にできやすくなるという。
顔の端にできるニキビ
髪の毛の生え際や耳の近く、頬の端などにできるニキビは、使用しているコスメが毛穴に詰まったことが原因でできることが多いそう。また、ヘアケアアイテムに含まれる油分や化学成分が、毛穴の詰まりだけでなく炎症を引き起こすこともあるという。
アマンダは、このタイプのニキビに悩んでいる人は、もう一度美容ルーティンを見直して、できるだけナチュラルな成分のコスメを使用することをオススメ。
頰にできるニキビ
頰にできるニキビは、砂糖のとりすぎが原因。食生活から甘いものを減らすだけでも、頬のニキビを予防できるという。
また、頰に当てることの多い携帯電話もニキビの原因に。携帯のスクリーンは、手からついた汚れや、顔からついた皮脂や化粧品がついており、そこから増殖した細菌が肌につくことで、ニキビを引き起こすことも。携帯のスクリーンはこまめに掃除することを心がけて。
おでこにできるニキビ
このエリアにできるニキビは、ストレスや睡眠不足、肝臓の不調が要因となっていることもあるそう。アマンダは、消化不良などに起因していることも多いため、食生活の乱れには十分に気をつけたほうがよいとアドバイス。
Tゾーンにできるニキビ
顔が皮脂過多になっている人は、Tゾーンにニキビができやすくなるという。もともとTゾーンは、顔の中でも油分の多いエリアではあるものの、それに加えて顔につける化粧品が毛穴を詰まらせ、それがニキビの原因になっていることも。
このエリアのニキビが気になる人は、毛穴を詰まらせないノンコメドジェニック処方のコスメを使うことをアマンダはオススメ。
ニキビを引き起こす原因はこれだけに限らないけれど、アマンダが取り入れているフェイスマップによるニキビ診断は、ニキビを改善するヒントになったり、体の不調に気づかせてくれる。ニキビができてしまった時には、できた場所をチェックして、体からのサインとして受け取ってみて。
(フロントロウ編集部)