アメリカの人気観光地のラスベガスは、ラスベガスの観光を盛り上げるために「オンリー・ベガス・モーメント・キャンペーン」をスタートし、その一環として4つのショートフィルムを制作し、CMとしてアメリカでTV放送している。
その4つのCMの中で同性カップルを主体とし、LGBT+を意識したCMが感動的と注目されている。約3分のCMはこちら。
「今と昔」と題されたこのCMは、ある女性の同性カップルがラスベガスで出会った日のことを思い出し、1人の女性が「結婚しようよ」と提案するところから始まる。
ラスベガスの華やかな街を映した動画と共に、2人がロードトリップに出かけたり、プールで泳いだりして、人生観などを語ったりする様子が流れる。その中で、1人の女性は家族が絶対に認めないと不安がる様子も。
そして動画の後半、1人の女性が「結婚式やってるよ。ちょっとのぞいてみようよ!」と教会に誘う。あまり乗り気でないもう1人の女性が教会に入っていくと、家族や友人が待っているというサプライズが。「けど私の両親が…」という女性が、「電話してみなよ」と言われて両親に電話すると、その場にすでに両親が待っているというダブルサプライズ。
そして画面には、「ここでは運命が起きます」との文字が描かれて動画が終わる。
このLGBT+コミュニティを意識したストーリーと演出には、「同じレズビアンとして涙が止まらない」「ラスベガスに行きたくなった」と称賛のコメントが殺到している。(フロントロウ編集部)