ディズニーランドの従業員、通称「キャスト」たちは必ず1本ではなく「2本指」で指をさすのをご存知だろうか?通常、何かを指差しする時は人差し指のみを使うことが多いと思うが、ディズニーランドのキャストたちはなぜか人差し指と中指の2本で指をさす。
匿名のキャストが米Huffpost誌のインタビューで語った話では、雇用時のトレーニングの時に「指差しは2本で行うように」と教わるというが、なぜそもそも2本指なのだろうか?
このキャストによると、指をさす行為が失礼だと考えられている文化への配慮もあるが、根本はディズニーランドの創設者であるウォルト・ディズニーが喫煙を習慣にしていたことに由来しているのだとか。
この2本指にまつわる話は映画『ウォルト・ディズニーの約束』でウォルト役を演じた俳優のトム・ハンクスも過去に米人気トーク番組『エレンの部屋』に出演した際に語っており、そのなかで「ディズニーに保管されている古い写真には、ウォルトが指の間にタバコをはさんだまま、ディズニーパーク内のアトラクションを指さしている姿が写っている」ことを明らかに。
しかし、ウォルト・ディズニー社が子供に夢を与えるテーマパークに喫煙のイメージがつくのを嫌がり、その写真のウォルトの指からタバコを消してしまったことで、2本の指で何かをさしているように見えるようになったのだとか。キャストが2本指で指差しを行うのに、こんな知られざる理由があったとは驚き。(フロントロウ編集部)