「フリッカー・ワールド・ツアー」
デビューアルバム『フリッカー』を引っさげてワールドツアーを行っているナイル・ホーラン。世界各地を回っているナイルが、約1年ぶりに日本に帰ってきた。
「フリッカー・ワールド・ツアー」として、2日間の来日公演を行うナイル。そんな公演から、終始、黄色い歓声が鳴り響いた来日公演初日をリポート。
初日公演では、「ディス・タウン」や「スロー・ハンズ」などの大ヒット曲を含め、全18曲を披露。
ほぼノンストップでパフォーマンスを披露したにもかかわらず、曲の間にはファンを気づかうMCも。
ナイルが会場に登場してステージ付近に観客が集まり、フロントにいるファンが押しつぶれそうになっているのを発見すると、「みんなにお願い、もう少し後ろにさがってくれるかな?前の人が押しつぶれてしまうよ」と優しくフォロー。
日本愛がさく裂
また、約1年ぶりの日本についても日本愛をさく裂。「日本が世界で大好きな国のひとつなんだ。日本にいる人や日本の食べ物が大好きだから、これから先も日本を訪れることができるといいな」と語っていた。
さらにナイルは、「日本で公演をするのが大好きなんだ」と語り、「みんなもネットを見てくれればわかると思うけど、日本公演はほかの国と全然違う。全然違ってすごくいい。マイクがいらないくらいね(笑)」と、世界的にシャイで礼儀正しいと言われる日本のファン特有の公演スタイルを気に入っていることも話した。
そんなナイルが、会場のファンを最もうっとりさせた瞬間が、ナイルもお気に入りの1曲だと公言する「フリッカー」という曲。
同曲を披露する時には、ナイルが会場にいるファンに手に持っている携帯電話やスマートフォンをしまってほしいとお願いし、こんなコメントをした。
「携帯電話をしまって、僕の歌に浸ってほしい。僕にとって大切な歌だから、隣にいる誰かを思ってもいいし、目をつむったっていい。一緒に歌ってくれてもいいよ」
そして語りかけるように切なく、そして優しく歌いあげた同曲の後には、大きな歓声が沸き上がった。
フィナーレには、ワン・ダイレクションの「ドラッグ・ミー・ダウン」をナイルらしいアコースティックバージョンで披露すると、会場のボルテージは最高潮に。
「トウキョウガンバリマース」「アリガトゴザイマス」と日本語も披露したナイル。最後には、持参のインスタントカメラで会場を記念撮影し、わざわざ公演に足を運んでくれたファンに感謝するとともに、「本当に素敵な夜だった。みんな愛しているよ。日本愛している」と言って、ラストを「ミラーズ」で締めくくった。
年々、成長を続けるナイルのパフォーマンス。2日目の公演となる本日6月15日は、新木場スタジオコーストで行われる。(フロントロウ編集部)