トランプ政権がメキシコからの不法移民の子供と親を引き離し、まるで檻のような設備の中で拘留していた問題で、あまりにも非人道的な措置にアメリカ国内のみならず、世界中から批判が噴出。これを受け、トランプ大統領は現地時間の20日、引き離し措置を停止し、親と子を一緒に収容する大統領令に署名した。
この翌日、子供たちの様子を憂いたメラニア夫人がテキサス州にある収容施設を訪問。 しかし、現地へと向かうプライベートジェットに搭乗する際、背中に「I Really Don’t Care, Do you?(本当のところ、どうでもいい。あなたは?)」というメッセージが書かれたジャケットを着用する写真が撮影されたことで、「不適切すぎる」、「一体どういうつもりか?」と世間から大バッシングを受けることとなった。
この騒動を逆手に取り、メラニア夫人が着用していたザラ(ZARA)のメッセージ入りジャケットに対抗するアイテムを若者向けアパレルブランドのワイルドファング(Wildfang)が急遽リリース。
同ブランドが発売したジャケットには「I Really Care, Don’t you?(マジで心配。あなたは?)」というメッセージがプリントされた。
定価98ドル(約1万700円)で販売された同商品は、告知と同時に注文が殺到し、瞬く間に完売。同ブランドからは、メラニア夫人と同じミリタリー風のワークジャケットのほかにも、このメッセージが入ったブルゾンやTシャツも発売されており、これらの収益の全額がテキサス市内にある不法移民の支援を行う慈善団体に寄付される。(フロントロウ編集部)