次から次へと飛び出すマシンガン・ジョークでお茶の間だけでなく一流セレブをも魅了している女優兼コメディエンヌのティファニー・ハディッシュ(38)。
あけっぴろげで底抜けに明るいキャラクターとは裏腹に、実父の蒸発や交通事故がキッカケで精神障害を患った母による虐待、極度の貧困など不幸な幼少期を過ごしたことでも知られる苦労人の彼女が、17歳の頃に警官見習いの男性からレイプ被害に遭ったという壮絶な過去を初告白した。
米Glomourとのインタビューで自身のレイプ被害について言及したティファニーは、事件の詳細について触れることは避けたものの、声を震わせながら「あの経験のせいで、長い間すごく苦しんだわ。カウンセリングも受けたの」とボロボロだった当時の精神状態を振り返った。
事件以来、男性たちから自分を守るために“壁”を作ることに決めたという彼女は、その “壁”を作るために、「男性に声を掛けられる前に、自分から先に声を掛けることで相手を威嚇する」という独自の方法を編み出したことも明かした。
ティファニーは、「男性はアグレッシブな女性に脅威を感じるということに気づいたの。だから、私は、自分を守るために、セミ・アグレッシブになるっていうワケ」と持論を展開。続けて、「『ティファニーって、いつも男をナンパしてるよね』っていうウワサを耳にしたことがあるかもしれないけど、それって、私にとっては男性からのナンパを避けるための護身術みたいなものだから」と説明した。
アカデミー賞の舞台裏で俳優のブラッド・ピットに冗談でデート約束を取りつけたり、あるパーティではレオナルド・ディカプリオをナンパしたりと、有名男性セレブにも物怖じせず自分から声をかけるという逸話を持つティファニー。
今でこそ、性に奔放なキャラで下ネタもバンバン飛ばしているが、彼女の心の奥底には、過去に男性から味わわされた恐怖や屈辱によるトラウマが、いつまでも癒えない深い傷として残っているよう。(フロントロウ編集部)