仕事のオファーが殺到
米カリフォルニア州のマウンテンビューでホームレス生活を送るデビッド・カサレス(26)という男性が、人生を賭け、一か八かで車の行き交いが多い道路のど真ん中で「履歴書」を配ったところ、まさに“奇跡”のような出来事が起こった。
テキサスA&M大学を卒業後、ゼネラルモーターズでウェブデベロッパーとして勤務したのち、さらなる成功を夢見てカリフォルニア州へと移り住んだというデビッド。しかし、仕事が上手くいかず、全財産に加えて寝泊まりしていた車まで失ってしまい、泣く泣くホームレスとして生活を送ることに。
途方に暮れていたデビッドが最終手段として思いついたのが、「道で人に履歴書を配る」という方法だったのだ。
すると、履歴書を配り始めてからしばらくして、デビッドに興味を持ったある女性が履歴書をSNSで公開してもいいかと聞いてきた。拡散することを期待して、SNSへの掲載を軽い気持ちで承諾したデビッドだったが、その後彼が期待する以上の反響が。
Today I saw this young homeless man asking for people to take a resume rather than asking for money. If anyone in the Silicon Valley could help him out, that would be amazing. Please RT so we can help David out! pic.twitter.com/ewoE3PKFx7
— FullMakeup Alchemist (@jaysc0) 2018年7月27日
「今日、若いホームレスの男性が道ばたでお金を要求するかわりに、履歴書を配っているのをも目撃しました。もしシリコンバレーで働く人のなかで、彼のことを助けてあげられる人がいたら最高です」
なんとツイッターの投稿を見たという200件近い企業から、デビッドのもとに仕事のオファーが殺到。そのなかには、Google(グーグル)やNetflix(ネットフリックス)といった超一流企業の名前も。
こうした奇跡はそうそう起きるものではないかもしれないが、「お金を稼ぎたいわけではなく、とにかく働きたい」と語るデビッドの情熱が大勢の人たちの心を動かしたことで、このような結果となった。(フロントロウ編集部)