「Kiki Challenge」ネットの流行で負傷者が続出、警察がやめるよう警告


SNSを中心に大流行している「Kiki Challenge(キキ・チャレンジ)」が多くの負傷者を出している。警察がその危険性を警告するほど問題になっているキキ・チャレンジとは?
Kiki Challengeとは
「Kiki Challenge(キキ・チャレンジ)」とは、ラッパーのドレイクの新曲「イン・マイ・フィーリングズ」をBGMに、ゆっくり走行する車から飛び降りて動き続ける車の隣でダンスをするというチャレンジ。「In My Feelings Challenge(イン・マイ・フィーリングズ・チャレンジ)」とも呼ばれている。
この流行を最初に生み出したのは、コメディアンのシギー。ただ彼が行ったのは、ドレイクの曲に合わせてダンスすることのみで、動く車は関係していなかった。
シギーにつられて俳優のウィル・スミスやシンガーのシアラなどのセレブもドレイクの曲に合わせてダンスする動画をSNSに投稿するなどダンスチャレンジとして人気を博したが、ある時から、ただのダンス動画だったものが、「動く車の隣でダンスする」という危険なチャレンジに進化。
その結果、飛び出した時に転んで頭を打つ、動いている車にひかれる、車をクラッシュさせるなどの事故が多発。重傷者も出ており、アメリカ、スペイン、インド、アラブ首長国連邦など世界各国の警察が、チャレンジに参加した場合は逮捕や罰金もあり得るなどと警告を出している。
Kiki might not, But #PunjabPolice has a lot of love for its citizens.
Which is why we challenge you to do the smart thing and not dance in the middle of the road with the car door open.
What’s your choice?#InMyFeelings or #InOurJail #KikiChallenge pic.twitter.com/7clEgGGqRY
— Punjab Police (@PunjabPolice) 2018年8月1日
(上)チャレンジによる負傷者の動画をツイッターに公開し、「車に戻りなさい!」と警告する印パンジャーブ州の警察。
自分だけでなく他者をも巻き込む事故になりかねないキキ・チャレンジ。7月末にはアイオワ州で、チャレンジに挑戦した18歳の少女が頭の骨を折り脳出血を起こして集中治療室に送られた。(フロントロウ編集部)