シンガーのマドンナが先日亡くなった“ソウルの女王”アレサ・フランクリンに捧げるスピーチを披露。しかしその内容が酷すぎると世間から批判の声が噴出している。

「自分語り」が不評

 米現地時間の8月20日に開催されたMTVビデオ・ミュージック・アワード(以下VMA)で、最優秀ビデオ賞のプレゼンターとしてステージにサプライズ登場したマドンナ(60)。

画像: アフリカの民族衣装にインスパイアされた衣装で神々しくステージに登場したマドンナ。

アフリカの民族衣装にインスパイアされた衣装で神々しくステージに登場したマドンナ。

 大ヒット曲「ハバナ(Havana)」のMVで同賞を受賞したシンガーのカミラ・カベロにトロフィーを渡す前に、5分にも渡るロングスピーチを決行した。

 同アワードの4日前に膵臓癌のため逝去したシンガーのアレサ・フランクリンに捧げるスピーチと銘打ち、大画面に大写しになった生前のアレサの写真をバックにオーディションでアレサのヒット曲「ナチュラル・ウーマン」を歌ったことが現在の成功に繋がったなど語って会場を沸かせたマドンナだったが、彼女のスピーチの全編を見ていたお茶の間の視聴者たちからは複雑な反応が…。

画像1: 「自分語り」が不評

 その理由は、5分間におよぶスピーチのなかで彼女がアレサについて話したのはほんの数秒だけで、そのほかは、すべて自らのサクセスストーリーについて誇らしげに語った「自分語り」だったから。

 途中で話が逸れてしまったことに自分でも気づいたのか、マドンナは「みなさん、私が今こんな話をしていることを疑問に思っているかもしれませんが、つまり私の成功はレディ・オブ・ソウル(※)の存在無くしては成し得なかったものなのです! 彼女が今日の私へと導いてくれたのです。彼女はこの会場にいるたくさんの人々の人生に影響を与えたことでしょう。ありがとう、アレサ。私たちに力を与えてくれて。リスペクト!(※※)女王陛下、万歳! 」と最終的にはアレサの話題に軌道修正していたが、SNS上では彼女の自己中心的なスピーチに対して「今のスピーチは何だったの?」、「マドンナによる、マドンナのためのスピーチでしかなかった」と不満を募らせ、呆れるコメントが相次いだ。

※アレサの愛称。 ※※アレサの名曲「リスペクト」にかけて。

画像2: 「自分語り」が不評

 スピーチの直後にマドンナから受賞トロフィーを受け取ったカミラは、以前から憧れていた大スターとの対面に舞い上がってしまったからか、はたまたマドンナの偉大な存在感に圧倒されてしまったからか、アワードで最も栄誉ある賞である最優秀ビデオ賞について「この賞をマドンナに捧げます!」と興奮気味にコメントしてステージを後にした。


マドンナが反論

 的外れなスピーチで世間からバッシングを受けてしまったマドンナは、VMAから一夜明け、当事者としてあのような内容のスピーチとなってしまったいきさつを説明。

 インスタグラムにカミラとのツーショット写真を投稿したマドンナは、じつは当初、主催者側からスピーチを依頼された際には、プレゼンターとしてのスピーチを頼まれただけであり、アレサの逝去を受けて急遽何か彼女と関連のある話題を盛り込んで欲しいとの申し出があったため、あのような流れになったと主張。

 彼女の中ではとくにアレサへの追悼スピーチを行っているという認識はなく、「私は私の人生を語り、そのなかでどんな風にアレサに影響を与えられたかを話しただけ。別に彼女にトリビュートしたつもりはないわ。そんなのは、ノイズが溢れるギラギラしたアワードの中で与えられた2分間で収まるはずながいし。あの環境で完璧にやってのけるのは不可能。世の中には残念ながら集中力が足りない人が多くいるみたいだしね」と主催者側や批判を寄せた人々への皮肉も交えながら、彼女側の見解を明らかにした。

 最後に「私はアレサを愛してる! リスペクトしてるわ! カミラのことも愛してる!おめでとう!着用したドレスも気に入ってるし、ラブはラブだわ! そのことは、誰に何を言われようと変わらない」と”マドンナ節”でまとめたマドンナ。 

 結局のところ、今回の騒動は大人の事情が複雑に絡み合ったために引き起こされてしまったようだが、彼女がアレサを心から尊敬し、できる限りの敬意を表そうとしたことには変わりない。(フロントロウ編集部)

※こちらの記事は誤植があったため修正しました。

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