高校生の男女2人を主人公にしたブラック・ラブコメディ『このサイテーな世界の終わり』のシーズン2が配信されることが発表された。

 『このサイテーな世界の終わり』は、動物を殺すのを趣味としている自称サイコパスの男子高校生ジェームスと、反抗期真っ盛りの女子高校生アリッサが、家出をしてロードトリップに出るというストーリー。アリッサは、家族を去った実の父親を探し出すために街を散策するが、一方ジェームスは、「いつか人を殺してみたい」と考えており、アリッサを旅の終わりで殺そうと企みながら、アリッサについていく。

 しかしお金も行くあてもない2人は、様々な困難にぶち当たりながら、家族のもとにだけは戻れないと、旅をつづけるなかで、赤の他人だった2人は相手のことを少しずつ知っていく。そして2人の間に、いつの間にか何らかのコネクションが生まれていることをお互いなんとなく感じ始める。

 去年から配信されたシーズン1では、エンディングが衝撃的すぎたためか、視聴者のなかで「続きが見たくてたまらない!」続編希望派と、「これはこの終わり方が一番美しい!」続編否定派に分かれ、物議をかもしていた。

 常に薄暗い景観が悲観的な気持ちを誘うが、家族や社会、そして自分自身の過去やアイデンティティなど、2人が抱えるダークでどこか切ない悩みは、年齢問わず共感でき、その独特なテーマ性にハマってしまう。そんななかでも、ヴィンテージ感のある映像や登場人物の服装などが、ユニークな世界観を生み出し、評価されている。

 主人公のジェームス役をアレックス・ロウザー、アリッサ役をジェシカ・バーデンが演じている。

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 ネットフリックス・オリジナルドラマである『このサイテーな世界の終わり』。シーズン2の配信日はこれから発表される。

(フロントロウ編集部)

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