前作とはどう違う?
1970年にテレビシリーズとして誕生した『チャーリーズ・エンジェル』は、2000年にキャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リュー主演で映画化され大ヒット。キュートな女探偵トリオがド派手なアクションを披露する同作は、現代映画史に残るアイコニックな作品として根強い人気を誇っている。
2019年に公開が予定されているリブート版『チャーリーズ・エンジェル』のメインキャストには、映画『トワイライト』でブレイクした女優のクリステン・スチュワート、ディズニー実写版映画『アラジン』への出演で注目を浴びるナオミ・スコット、そして、英人気医療系ドラマ『カジュアルティ』への出演で知られるエラ・バリンズカが決定したことを以前お伝えしたが、最近のインタビューで、全米公開予定日から1年を切っても未だに謎のベールに包まれたままの同作にどんな展開が期待できるのか、クリステンが口を開いた。
まだナオミとエラとは対面していないことを明かしたクリステンは、「みなさんが見たいと思っているのは、これまでの作品で見たのと同じような作品ではないと思う。だって、私自身も見て育ったあの作品は、もうあれで充分最高だったから」としながら「(リブート版は)前作の焼き直しにするつもりはない」とコメント。
クリステン曰く、新生『チャーリーズ・エンジェル』は「しっかりとした、善意に溢れる作品になる」そうで、作風については「女性たちが協力し合って問題に立ち向かう姿を描きつつ、心温まり、それでいて笑える作品になる」と説明している。
前作と違う点としてクリステンが挙げたのは、前作で取り入れられたあえてキッチュ(※)な要素がリブート版では取り払われているということ。
※悪趣味なもの。陳腐なもの。
同作で監督とエンジェルたちをサポートするボスレー役の2足のわらじを履くこととなる女優のエリザベス・バンクスについて「リズ(※※)はどんなときも笑わせてくれる純粋に面白い人」ユーモアのセンスを絶賛したクリステンは、リブート版が絶対に期待を裏切らない作品になるとシリーズファンたちの期待を煽った。
※※エリザベスの愛称。
役作りをスタート
豪快なアクションシーンが見物となる同作の役作りとしてすでにトレーニングを開始したというクリステン。「ボクシングを少しずつ取り入れてる。かなり夢中になってるよ」と戦闘シーンに向けて人生初挑戦だというボクシングに取り組んでいることを明かした。
平和主義者の彼女は、「スパーリングの練習を始めた瞬間、『これって、人と闘うためにやってるんだな、誰かを攻撃するための訓練なんだな』って気づいて、じつはすごく嫌な気分になったんだ」と少し複雑な心境を吐露しながらも、「でも、リズと色々話し合ってる。ほかのキャストたちと会うのも待ちきれないよ。もうすぐ本格的にファイトトレーニングを始めるし、どんどんアグレッシブになっていくと思う」と意気込みを新たにした。
本作の全米公開は2019年6月7日を予定している。(フロントロウ編集部)