既存の社交グループの「ルール」に疑問
2011年にウィリアム王子と結婚したキャサリン妃が、王子と出会うきっかけにもなったセント・アンドルーズ大学在学中に「ドリンキング・ソサエティ(Drinking Society)」と呼ばれる、日本語で言うところの「飲み会」を主催した理由に称賛の声が集まっている。
「飲み会」と聞くと軽い感じがするが、「ドリンキング・ソサエティ」は社交クラブに近いかしこまった集まりで、通常、参加者は“よそ行きの服装”をすることが義務づけられている。
英Guardianによると、当時、大学の課外活動として認められていた既存の「ドリンキング・ソサエティ」は女性の参加を認めていないものが多く、その男女差別的なルールに憤慨したキャサリン妃は、女性も参加できる「ドリンキング・ソサエティ」を設立することを決意したという。
女性を排除するルールを撤廃した“飲み会”を主催することで、女性たちの社交の場を広げるだけでなく、古い慣習やしきたりを大事にするイギリスに根強く残る男女差別の壁を壊すことにひと役買ったキャサリン妃。
ちなみに、キャサリン妃が設立した「ドリンキング・ソサエティ」は現在も同大学に存在すると言われているが、数ある社交グループのなかでどれが彼女が設立したものなのかはわかっていない。(フロントロウ編集部)