今でも愛される名作『あの頃ペニー・レインと』は、15歳の少年ウィリアムが音楽雑誌ローリング・ストーンズの記者として、ある人気バンドのツアーに密着するなかで、バンドのグルーピーであるペニー・レインに片思いするという、甘酸っぱいラブストーリー。
第73回アカデミー賞で脚本賞を受賞し、第58回ゴールデングローブ賞のミュージカル・コメディ部門で作品賞を受賞するなど、世界中から高い評価を受けた。
今作は監督であるキャメロン・クロウの半伝記でもあり、実際に若い頃ローリング・ストーンズ誌で働いていた自身の経験を基にして書きあげた。ヒロインを演じたケイト・ハドソンは、この作品がきっかけでブレイクしたことでも知られる。
ミュージカル化が決定
そんな『あの頃ペニー・レイン』がミュージカル化に向けて準備段階に入っていることが明らかになった。まだいつ、どこでという細かい情報は分かってはいないものの、舞台『People, Places And Things(原題)』で知られるジェレミー・へリンが監督を務め、音楽は作曲家のトム・キット、そして歌詞はトムとキャメロンが担当する。
音楽好きのキャメロンが手がける映画は、音楽好きも認めるセンスの良さで知られており、『あの頃ペニー・レインと』も70年代のロックが詰まったものとなっている。そんな作品がミュージカルとなりどう生まれ変わるのか、期待が高まる。(フロントロウ編集部)