現地時間10月9日に開催された音楽の祭典「アメリカン・ミュージック・アワード(以下AMA)」で年間最優秀アーティスト賞ほか4つの賞を獲得し、”次のチャプター”について語った熱いスピーチが話題となったシンガーのテイラー・スウィフト。
この日、ステージ上でド派手なオープニング・パフォーマンスを披露して同アワードの“目玉”となったテイラーだったが、そんな彼女に負けないくらい注目を集めた存在があった。
AMAのテレビ放送中に海外のツイッター上でトレンド入りしたのが、「キャリン(Karyn)」という謎の存在。
同アワードのハッシュタグや出席者に名を連ねた俳優のジョン・ステイモス、マコーレー・カルキンらの名前に混じって、リアルタイムランキングの10位に食い込むほどネット上で話題になっていたこの「キャリン」の正体とは、テイラーのパフォーマンス中にステージに登場した巨大なヘビのセット。
テイラーが5月から行っている『レピュテーション・スタジアム・ツアー』の公演の名物ともなっている大蛇キャリンはファンたちの間では有名な存在。
これまでツアーの舞台でしか見られなかったキャリンがAMAのステージに登場したことに興奮したファンたちがSNS上で「キャリンだ! 」、「キャリンがAMAに降臨した! 」と大騒ぎし、さらに「キャリンって何のこと?」と興味を持った世間の人々が話題にしたことでアワードの放送中にその名がバズることとなった。
あまりにも話題になってしまったため、「テイラーよりも目立ってる」、「ヘビにしか目が行かない」と主役を食うほどの視線を浴びたキャリン。
以前、シンガーのケイティ・ペリーが2015年にスーパーボウルのハーフタイムショーを担当した際、バックダンサーとして従えていた2匹のサメの着ぐるみのうちの1匹が自由に踊りすぎて悪目立ちしてしまったため「左のサメ(Left Shark)」と呼ばれて伝説化したが、キャリンもそれを彷彿とさせるほどのフィーバーぶりを見せた。
リアリティスターのキム・カーダシアンとのバトルでヘビ呼ばわりされて以来、ヒット曲「「ルック・ホワット・ユー・メイド・ミー・ドゥ~私にこんなマネ、させるなんて」のMVにもヘビのモチーフを登場させるなど、ヘビに対して相当な思い入れがある様子のテイラー。ステージ上のセットのヘビにでさえも、ちゃんと「キャリン」というおしゃれな女性の名前をつけるとは、細部までのこだわりがやっぱりスゴイ。(フロントロウ編集部)