ソロデビューアルバム『カミラ』の収録曲でファン人気も高い名曲「コンシクエンシズ」のオーケストラバージョンを発表したシンガーのカミラ・カベロが、同曲のMVを公開した。
せつなすぎる歌詞の内容や胸を締めつけるような美しいメロディで“号泣バラード”と絶賛されている同曲にぴったりな、まるでロマンス映画のような映像には、ディズニー・チャンネルで放送されていたドラマ『スイート・ライフ』シリーズで、双子のコール・スプラウスと一緒に主演を務めたディラン・スプラウスが出演。
カミラの過去の失恋を題材にしたという「コンシクエンシズ」のせつない歌詞の世界観を表現した物語の中で、ディランは彼女が別れを告げた元恋人の面影を熱演している。
秋から冬へと季節が移り変わる公園を1人歩きながら、深く愛し合いながらもすれ違ってしまった恋人との思い出を振り返るカミラ。
まるで走馬灯のように蘇る彼との時間を表現した映像では、ディラン演じる恋人と情熱的なキスを交わしたり、激しく感情をぶつけ合っては、また寄り添い合うといった燃えるようなラブストーリーが描かれている。
8月下旬にカナダ・モントリオールで撮影された同作は、2018年のMTVビデオ・ミュージック・アワードで年間最優秀ビデオ賞を受賞したカミラの「ハバナ feat. ヤング・サグ」やアリアナ・グランデの「ゴッド・イズ・ア・ウーマン」などを手がけたデイヴ・メイヤーが監督。
カミラとディランは撮影当時、それぞれインスタグラムでツーショット写真を公開し、“秘密のプロジェクト”の始動をファンたちに報告していた。
ちなみに、撮影が行われたモントリオール市内の公園パーク・ラ・フォンテーヌは、紅葉の名所として現地住民や観光客に親しまれているものの、8月下旬まで猛暑日が続いた今年は、カミラとディランが撮影に訪れた頃はまだMVに映っているほど木々の葉の色は黄色く変化していなかった。
CGを駆使して幻想的な映像を創り上げることで知られているメイヤーズ監督だけに、特殊効果により紅葉が進んでいるように見せたり、一瞬にして辺り一面を雪景色に変えてしまうというのは簡単なことのよう。ロマンチックで叙情的な「コンシクエンシズ」の映像美はファンたちの間で評判となっている。(フロントロウ編集部)