『ザ・エージェント』
スポーツ・エージェントのジェリーは会社の方針に納得がいかないことを伝えると、クビになってしまう。そこで自分の考えに共感してくれたドロシーと共に独立するも、クライアントは落ちぶれたフットボール選手1人だけだった。
トム・クルーズが主演ジェリーを演じ、ジェリーを支えるドロシーをレニー・ゼルウィガーが演じる。ビジネス、成功、信頼、そして人生の選択の重要さを教えてくれる。ジェリーがドロシーに言う「You complete me(君が僕を完全にする)」は名台詞。
『グレイテスト・ショーマン』
日本だけでなく世界で社会現象にもなった大ヒット作『グレイテスト・ショーマン』は、19世紀に実在した興行師P・T・バーナムの半生を描いたミュージカル。貧しい環境で生まれ育ったP・T・バーナムが、家族を幸せにするために、馬鹿にされながらも努力を続けて成功するまでの軌跡を名曲と共にたどる。
ヒュー・ジャックマン、ザック・エフロン、ゼンデイヤなどという、豪華なキャストでも話題となった。代表曲『ディス・イズ・ミー』はアカデミー賞歌曲賞にノミネートされた。
『8 Mile』
カリスマ的人気を誇るラッパーのエミネムの半生を描き、エミネム本人が主演を務めた『8 Mile』。ラッパーとして成功を夢見るジミーは、プレス工場で働きながらも夜はラップバトルを繰り返す日々を送っていた。なかなか才能を発揮できずにいるジミーは、アレックスというウェイトレスと出会う。
当時はエミネムを持ち上げるだけのアイドル映画になると言われたが、エミネムの圧巻の演技力が評価され、製作費46億円を大きく上回る約501億円を叩き出した。
『幸せへのキセキ』
妻を亡くした父親ベンジャミンは、閉鎖された動物園を買い取り、子供2人とスタッフたちと共に動物園を立て直すことに。じつはこの話はイギリスのコラムニスト、ベンジャミン・ミーの実話。
監督は『ザ・エージェント』も手がけたキャメロン・クロウ。悲しみを乗り越えて、人生をやり直す主人公を演じるのはマッド・デイモンで、そんな彼を支えるスタッフをエル・ファニングやスカーレット・ヨハンソンが演じている。
『サウスポー』
怒りっぽい性格のボクシング世界チャンピオンのビリーは、その性格が引き金で起きた出来事で愛する妻を失くしてしまう。子供とも引き離され、すべてを失くしどん底へ落ちたビリーが、再び立ち上がりリングへ戻るために奮闘する姿を描く感動作。
主人公ビリーを演技派俳優で知られるジェイク・ギレンホールが体当たりで演じた。ビリーの妻モーリーンはレイチェル・マクアダムが演じている。本物の試合を見ているかのように、手に汗握ってしまうラストのリングのシーンは必見。
『エリン・ブロコビッチ』
子供3人のシングルマザー、無職、学歴無しという女性エリンが環境汚染の実態を知り、勝訴は不可能と言われたアメリカの大企業との訴訟で見事勝利した実話。何回見てもスカッとする、勇気が湧いてくる名作。
持ち前の正義感で突っ走るエリンを演じたジュリア・ロバーツは、アカデミー賞主演女優賞を受賞。女性のかっこよさだけでなく、公害についてもしっかりと考えさせられる内容になっている。
(フロントロウ編集部)