実際に「睡眠」には、体の細胞を修復する働きがあり、健康だけでなく肌や髪の美のもとにもなるほど大切なもの。そうはいっても、ベッドに入ったからといってすぐに眠りにつけなかったり、なぜか今夜は眠れないと苦労したことがある人も多いはず。そして寝不足ぎみで起きた朝の顔に愕然…ということも。
寝つきを良くするプロの対処法とは?
そんなトラブルを防ぐため、眠りにつきやすくするための意外なメソッドを紹介したのは、不眠症クリニックを運営する睡眠の専門家キャサリン・ピンクハム。スキンケアイベントに登場し、美容において睡眠の大切さを語った彼女は、「眠れないと思った時は、一度起き上がって部屋を出るといいわよ」とアドバイス。
寝つけない時はベッドの上で奮闘しつづけるのではなく、思いきってベッドがある部屋を出て、見える景色を変えるだけでも眠りにつけない負のループから抜け出せるようになるそう。5分ほどでベッドに戻れば、自然と眠気を感じるようになれるはずだという。
眠気を誘う「4-7-8呼吸法」
また、眠気を誘うためのリラックス法として注目を集めているのが、アメリカの健康医学研究者アンドルー・ワイル博士が提唱する「4-7-8呼吸法」。呼吸のリズムを整えることで、体の神経をリラックスさせて眠りにつきやすくする効果があると言われている。やり方は次の通り。
1:舌の先を前歯の裏につける。
2:フーッという音を出しながら大きく息を吐く。
3:口を閉じて、鼻から息を吸いながら心の中で4つ数える。
4:息を止めて、心の中で7つ数える。
5:口を開けて、フーッという音を出しながら大きく息を吐きながら心の中で8つ数える。
6:1~5までを少なくとも3回以上繰り返す。
さらに就寝前に呼吸を整えることで体をリラックスさせる副交感神経の働きが高まり、体を眠りモードに誘ってくれるという。
高いコスメやエステに頼らなくても、0円で手に入る睡眠による美容効果。眠れない夜は、睡眠のプロのアドバイスを参考にしてみて。(フロントロウ編集部)