カーディ・Bは「最悪の顧客」
2018年1月にYouTubeに公開された30分以上に及ぶある動画が、400万回を超える再生回数を記録している。
この動画を公開したのは、メイクアップアーティストのムーア・ブラックスワンという女性。この動画は、ムーアが人気ラッパーのカーディ・Bと仕事した時の出来事を振り返ったものなのだが、動画を通してムーアはカーディを「最悪の顧客」と呼んで悪態をついた。
ムーアが公開した動画によると、ムーアとカーディは2017年9月に米テキサス州ヒューストンのイベントで初めて一緒に仕事をしたといい、その時からムーアはカーディの対して良い印象を受けておらず、カーディのことを「だらしない」「無愛想」と表現した。
もともとカーディの大ファンだったというムーアは、カメラ越しに写るカーディの明るい性格とは真逆の性格を目の当たりにして、第一印象は良くなかったと説明。
そして次にムーアは、「カーディのリクエストで」と頼まれてもう一度カーディと仕事をした時のエピソードを語り出した。
公演の数日前というスケジュールで仕事の依頼が来たというムーアは、急いで準備をして時間通りに会場に向かうも、「仕事の電話」などを理由に長らく待たされ、やっとのことでカーディのメイク室に入ることが出来たという。
しかし、カーディは終始不機嫌で、まだメイクが途中の段階なのに「白すぎる、もっと黒くして」と言うだけでは済まず、顔が白すぎることが頭に来たのか「ビッチ!私はまだ死んでないわよ!」などと怒鳴り声をあげて文句を言われたのだという。
最後には、メイクが終わっていないにもかかわらず、カーディから「出ていけ!」と言われ、報酬も支払われなかったということを涙ながらに訴えた。
カーディが反論
これに対して、先日、ついにカーディがインスタグラムのライブ配信にて、ムーアの主張に真っ向から反論した。
カーディの主張によると、ムーアは「すごく遅刻してきた」といい、メイクをしている間も「めっちゃハイだった」とクレーム。
ムーアのメイクについても「あんなに時間がかかるメイクはプロじゃない」と言い、「謝るつもりは一切ないわ!」と強気の態度を見せた。
この動画を見たムーアはすぐにインスタグラムを更新。カーディが訴えた反論をすべて否定し、とくに「ハイだった」という点については、「薬物をやっていると言われて無視できない…。私は母親よ!良くないことだわ」と批判。
カーディのひと言のせいで、薬物使用を疑われてしまったことに対しても猛反論した。
双方で意見が食い違う今回の騒動。最初に公開された動画から10ヵ月経った後にやっとカーディが口を開いたけれど、事態はいまだ平行線をたどったまま。(フロントロウ編集部)